６品目:チーズたっぷりのキッシュ ページ8
柘榴side
いきなりだがここでこの店周辺の地理について教えておこう
この店は道路を挟んで海が目の前にある、いわゆるオーシャンビューだ。ちなみに店の裏は林になっている
そして地図上の位置だが...夢ノ咲の区域に本当にギリギリ入るくらいの場所にある
その影響なのかわざわざとなり町などからこの店に来る客も多いんだ
カランカラン...
『いらっしゃいませ』
日「うんうん！変わらないねマスター！いい日和！」
『...あぁ、おひさしぶりですね。しばらくいらっしゃらないからどうしたのかと思いましたよ』
日「転校先で忙しくてね、来たくても来れなかったんだよ。ほんと悪い日和」
『！転校したんですか』
...こうやって、転校したとかそういう理由で遠方に行った客まで来るんだよなんでか
『そういえば、あの髪の長い彼も転校したんですか？』
日「それは凪砂くんのことかね？合ってるならそうと答えるね、僕にも凪砂くんにも夢ノ咲学院は合ってなかったからね！」
『...そういえば荒れてたって噂ありましたもんね』
歴史があるからこその...ってやつかもな。積み上げた伝統なんていうものは、後世からすれば無価値なものに過ぎない
日「ってこんな話しに来た訳じゃないね！マスター、キッシュと紅茶のセットをもらうね！」
『かしこまりました』
相変わらずテンションの高い彼に去年のことを思い出しながら厨房へと入った
ーーーーー
『お待たせしました。キッシュと紅茶のセットです』
日「うんうん！相変わらず仕事が早いね！」
...作ってる途中で思い出したけどそういやこの人ものすごい上から目線だったな
日「あ〜ん...うんうん！マスターはほんとに料理上手だね！うちの専属シェフになってほしいくらい！」
『はいはいそれはどうも』
日「も〜！適当だね！」
正直言ってその「マスター」ってのもやめてほしいけどな...ソルムは「あの人」の店、俺はあくまで引き継いだ経営者だ
日「ごちそうさま〜！あぁそうだ、ここのプリンはまだお土産で売っていたかね？」
『！えぇもちろん。おいくつですか？』
日「四つ...と言いたいところだけどキリが悪いから五つもらうね！」
『かしこまりました』
作り置きしておいたガラス瓶に入ったプリンを言われた数だけ箱に入れた
...そういえば、プリンが最初に褒めてもらったものだったなぁ
『お待たせしました。こちらでよろしいですか？』
日「バッチリだね！はいこれ代金！今度は凪砂くんもつれてくるね！」
...さて、いつもの挨拶で締めますか
『ご来店ありがとうございました』
７品目:なつかしい味→←５品目:スッキリするレモングラスティー
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カトレヤ(プロフ) - ハニーさん» すみません、勉強不足でわかりません... (2018年9月24日 21時) (
レス) id: e677d34591 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 海沿いの喫茶店と聞いたら真ッ先に珊瑚礁が出てきます（分かる人にはわかる） (2018年9月24日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
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