かっこよくて強くはないけど、誰かは守れる刀剣

７振り目:ブラック本丸 ページ9

和泉守が起きるより前... 飛鳥side

私の本丸には和泉守兼定だけがいない

理由はわからない。でも他のレアな刀剣男士はいるし来るのに和泉守だけがこない

堀川くんや新撰組関連のみんなのためにも鍛刀をがんばっていたそんなときだった

レベリングのための厚樫山に行っていた第二部隊が、刀剣破壊寸前の和泉守を保護してきたのは

加「主！手入れお願い！！」

飛鳥「準備はできてるから早く！」

背負っていた歌仙と相棒である堀川くんと手入れ部屋へと走る。今回ばかりは歌仙も怒らなかった

堀川「主さんっあの！」

飛鳥「大丈夫、必ず直すから！」

絶対に折れるなんてさせないから！

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なんとか和泉守の手入れが終わって、私は刀剣男士たちを大広間に集めた

これは伝えておいた方がいいと思ったから

飛鳥「あの和泉守はブラック本丸の子かもしれない」

頭にハテナマークを浮かべるみんなに「気分が悪くなったら言って」と伝えてから話しはじめる

暴力・暴言・夜伽・刀剣破壊・言霊で縛って操る・仲間同士での殺し合い...などそれらが行われているのがブラック本丸だと

なるべく感情を出さずに、淡々と伝える

短刀たちは泣き出し、脇差以上はみんな怒りと殺気に肩を震わせていた。とくに新撰組の刀たちなんか顕著だ

飛鳥「...痣とか、普段絶対つかないところに怪我があったし...あと首のところに赤い痕が...」

加「もういいよ、主。そいつ殺す」

安「首落としていいよね？」

堀「怒ってもいいですよね...？」

曽「おい待てお前ら少し落ちつけ！どこにいるかもわかってないんだぞ！」

長曽祢さん止めてくれてありがとう！眉間にシワよってるけど！！

飛鳥「和泉守の本丸はこんのすけに頼んで全力で探す。それから、みんな和泉守と仲良くしてね」

念のためにそう言えばみんな迷うことなく頷いてくれてほっとしたのはここだけの話







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飛鳥の本丸にいる刀剣男士はアニメの花丸、続花丸の刀剣男士です

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