20振り目:万屋 ページ24
書庫... 宏介side
加「和泉守、ちょっといい?」
『...清光。なにか用か?』
加「主が万屋つれてってくれるってさ、和泉守行ったことないだろうしよかったら一緒に行かない?」
万屋...昔読んでたマンガじゃあなんでも屋みたいなもんだったが、清光の言いぶりから察するになんでも売ってる店って感じだな
『あぁ、邪魔にならなきゃ行かせてくれ』
加「りょーかい、主に伝えてくるから準備して門の前で待ってて」
『わかった』
清光が主の部屋に行くのを見送ってから書庫にある最後の本を閉じ、片づけた
万屋...
加「主!この爪紅かわいくない!?」
飛鳥「わぁー!キレイな赤だね!あっ小夜くんもほしいものがあったら言ってね?この前誉取ったご褒美だから、遠慮しないでいいからね?」
小「...うん」
...なんかすごい面子だなおい
主が来るのはあたり前だとして、こういう場所は得意そうじゃない小夜が来るとは...
飛鳥「和泉守もほしいものがあったら言ってね?そんなに高くないものなら買ってあげるから」
『あぁ、いいのがあったら言うさ』
とはいっても見てるだけで十分なんだけどな...適当に菓子でもねだるかな...ん?
『どうした小夜、ほしいものあったのか?』
小「あ...うん」
小夜がいたのは焼きものコーナーで、そこにある一輪挿しをじっと見ていた
青のグラデーションのその一輪挿しはずいぶんと高そうに俺には見える
『うわ、高いな...これほしいのか?』
小「...歌仙は、すぐに「雅だ」って言って茶碗や壺をほしがるので...僕から送れば、しばらくは買わないかなと思ったので」
『大人だなぁ...』
というか之定、節操ねぇなおい...仕方ねぇなぁ一肌脱ぐか
『主!この小夜が一輪挿しほしいってよ!』
飛鳥「どれ?ってこれはまたずいぶんと...」
ハッ、渋るのは目に見えてたぜ?だから安心しろ小夜
小「無理なら、いいんです...」
『小夜一人じゃなくて俺と小夜でこの一輪挿しがほしいんだ。いいよな?』
小「!?」
飛鳥「あーそれならまぁ...でもいいの?」
『とくにほしいものもないからな、小夜に使ってやってくれ』
飛鳥「和泉守がそう言うなら...」
「買ってくるね」なんて言って一輪挿しを持ってレジに行く主を見送ってると小夜に着物の裾を遠慮がちに引かれる
小「その、ほんとによかったの...?」
そう言う頭をわざとぐしゃぐしゃに撫でて言ってやった
『俺も同派としてどうにかしないとと思ったから気にすんな。それと、お前からだって言っとけよ。その方が之定も喜ぶからな』ニッ
小「!...うん」
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つるじぃ - 私的には1がいいです!頑張って下さい!応援してます (2018年10月17日 22時) (レス) id: 5141523582 (このIDを非表示/違反報告)
サーヤ@(プロフ) - うちは2がいいです! (2018年10月13日 13時) (レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ丸(プロフ) - 私はカトレヤさんの思うようにしたらいいと思います!でも、どちらかと言うと1ですね笑 (2018年10月7日 9時) (レス) id: 0d2b714c98 (このIDを非表示/違反報告)
アイチ - 了解です(*`・ω・)ゞよろしくお願いします(*´▽`) (2018年10月6日 23時) (レス) id: 216a0586c5 (このIDを非表示/違反報告)
カトレヤ(プロフ) - アイチさん» なるほど!わかりました!解決した頃に書きますね! (2018年10月6日 23時) (レス) id: cdce025386 (このIDを非表示/違反報告)
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