7.いよいよ始まる、、、！！ ページ9
ジョリノside
一体どのくらい歩いたでしょうか、カラスさんはある所でくるりと一回転してエレシアの頭に再び乗っかった。
『ここは、、』
「うん、、、あの例の定食屋だね、、、」
そこには漫画で見た通りの定食屋さんが。いざとなるといよいよ緊張してくる。
「ジョリノ、、、開けるよ？」
『はい、、、』
覚悟を決めて戸を開け中に入っていく。それと同時に焼肉のいい匂いが鼻についた。
店長らしき人がらっしぇーい、と料理を作りながら私達に呼び掛ける。
「御注文はー？」
「す、、ステーキ定食で！！」
エレシアが言うと途端に店長の目つきが変わる。
「、、、焼き方は？」
『弱火で、じっくり、、、』
「、、、あいよー」
「お客さん奥の席どうぞ〜」
お姉さんに奥の方に案内されて、ドアを閉められる。するとエレベーターの様に部屋が下がっていく感覚がした。
ドアの上を見ると階数が表示されていた。結構遅そうですね、、、
「ジョリノ！！見てみて、肉があるよ！食べよッ！！」
『えっ？あ、はい、、』
エレシアは肉をもぐもぐと食べ始めた。すごいスピード、、、
『エレシア、これから走るんですよ？大丈夫なんですか？？』
「大丈夫大丈夫、ボク達チートだし？それにいざとなったら念で浮いて走ってるフリすればいいでしょ〜」
『まぁ、そうですけど、、、あぁ、そういえば念が使えるんでしたね、、』
「そーそー。まだ考えてないけど。ジョリノはどうするの？」
『そりゃあジョジョ関連がいいに決まっているじゃあないですか！！』
「お、おう、、、」
＿＿＿＿ﾁﾝｯ
不意にベルの音。この音はもしかして、、、
階数を見ると"100"の所にランプがついていた。どうやら到着の様です。
『、、、エレシア、か、覚悟はいいですか、、、？？』
「た、多分、、、！！！」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ゆっくりとドアが開かれてゆく。開くなら早く開いて下さい、、、！！
ｶﾞｺﾝｯ
ドアが完全に開き大きな音が鳴ると、参加者の視線が一斉にこちらに集まる。
心臓が音を立ててなっている。
＿＿＿＿これからいよいよ、夢に見たハンター試験が始まるんですね、、、！！
私は拳をきつくギュッと握りしめたのでした、、、
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