4.何度も移動させないでください！！疲れたので！！ ページ6
ジョリノside
未だに引いた顔をしてメモを見つめているエレシアを置いて私は周りを見渡す。
特に先程と変わった物はなく、よく見ると奥の方に光が漏れ出ているのが見えた。
『エレシア、あれを見てください』
「お？何あれ、、、ドア？？」
二人で近づいて寄ってみるとそれはとても大きなドアだった。
上を見上げてもドアの終わりが見えない。
「開けてみたら？」
『そうですね、もしかしたらこの先がHUNTER×HUNTERの世界かもしれないですし』
二人でせーの、と掛け声をかけてドアを開けると、更に光が差してきた。ずっと暗闇の中に居たせいか、目が痛い、、、
ほぼ目をつぶった状態で私達は光の中に入っていった＿＿＿＿
✭ ✮ ✯ ✰
《コンニチハ、マスター》
『、、、ん、、？』
《コノヨニ、ホントウニ、ミレンハナイデスカ？》
気が付くと今度は真っ白な空間の中に浮いていた。
目の前にはロボットのようなカタコトで喋る小さな女の子が居る。
『＿＿＿＿ここは？』
《アナタノ、セイシンノ、ナカデス》
『貴方は？』
《ワタシハ、アナタデス》
『は、はぁ？』
つまり、ここは私の精神の中。この子は私、という事でしょうか？？
《コノヨニ、ホントウニ、ミレンハナイデスカ？》
『それは＿＿＿＿どういう事ですか？』
"私"に寄ればこういう事だった。
ここでは人生の道の分かれ道を選べる最後の場所。
"私"は、トリップを取り消す事も出来る。
どうしてトリップを取り消す事も出来るのかというと、トリップすればもう元の世界には戻れないし、向こうの世界で死んでも元の世界には戻れない、と言う事もあるから、だそうだ。
《コノヨニ、ホントウニ、ミレンハナイデスカ？》
『＿＿＿＿無いです』
《ソレハ、ナゼデスカ？》
『それは＿＿＿＿』
あの世界に戻っても、私の居場所はない、、、
《ウケタマワリマシタ。デハ、トリップヲ、カイシシマス》
"私"はそう言うと、手を大きく掲げて私の前に人差し指を突き立てた。
すると私の意識はどんどん薄れていき、、、私は私の精神の中から光となり出て行った。
残された"私"は、私の知らぬ間にこう呟いていた。
《＿＿＿＿ゴブウンヲ、ジョリノ＿＿＿＿》
こうして私のHUNTER×HUNTERの世界での生活が始まったのです＿＿＿＿
5.言いたいこと→←3.メモにハートって…………それはねーよ。
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