15.メンチさん美人ですよね ページ17
ジョリノside
ゴンとクラピカに付いていくと、やっとこさ二次試験の会場が見えてきた。
きょろきょろ辺りを見回すと、木の下にレオリオが座っているのが見えた。
『大丈夫ですか？』
「うむ、、、腕の傷以外は無事のようだな」
「顔を見ろ顔を」
「いつから気がついてたの？」
「あぁ、ついさっきな。しかし何でオレこんな怪我してるんだ？どーも湿原に入った後の記憶がハッキリしなくてよぉ」
目を点にして3人で見合わせる。
『(言わない方が、)』
「(いいな)」
「(うん、、)」
そういえばエレシアは、、
あれ、走ってきた時は一緒にいた筈だったのに、、？
、、、、、、まぁいいか！
ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｨ、、
大きな音がして、振り返ると倉庫らしき建物の扉が開くのが見えた。そして中から姿を現したのは、、
「『メンチさんとブハラ！！』」
『あ、エレシア。居たんですね』
「ひど！？」
そしな事をしている間にもメンチさん達の話は進む。
「そんな訳で二次試験は料理よ！！美食ハンターの私達を満足させる料理を用意してちょうだい」
「まずはオレの指定する料理を作ってもらい」
「そこで合格した者だけがあたしの指定する料理を作れるって訳よ
つまり、あたし達二人が「おいしい」と言えば晴れて二次試験合格！！試験はあたし達が満腹になった時点で終了よ」
周りがざわつき始める。まぁそうですよね。まさか二次試験が料理だなんて予想する人は居ないですし。
ブハラは豚の丸焼きと指示し、スタートの合図をかけた。
＿＿＿＿二次試験前半ブハラのメニュー 参加人数200人＿＿＿＿
『エレシア！？何してるんですか！？行かないとですよ！！』
「あー、いーよいーよ、先行ってて〜。ボクやりたい事あるんだ」
『はぁ、、、試験落ちても知りませんよ！！』
エレシアにそう言い残すと私はゴン達に付いていった。
ゴンは草むらを滑り台のように滑っていく。それにクラピカ、私、レオリオの順で続く。
と、いきなりゴンが滑るのを辞める。
「わっ」
『うえっ』
「ごふっ、、、あー何だよゴン！！急に止まるなよ！！」
少し怒るレオリオだが、ゴンは一点を見つめていた。その視線の先を辿ると、、
「豚だッ」
「「ブオオオオ！！！」」
ﾄﾞｫﾝｯｯ
「わぁーーッ！！！」
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