なんで俺なんや！ ページ6
待機メンバーは帰国した四人を見て、お土産話を聞こうとしたが直ぐに諦めた。
グルッぺンがウキウキしているのは、いつも通りとして他のメンバーがかの外交官を話題にすると、哀れんだ目をするのだ。
良くないことがあった、と予想することは簡単であった。
そして、在国メンバーはグルッペンの決定を急いでいる問題があった。
gr｢G国で噴火か……｣
G国の郊外では先住民族が住んでおり、そこには大きめの活火山があったのだが、ついに噴火してしまい、100年に一度の噴火と謳われた。
何年に一度など、たかがその被害を大袈裟に伝えるツールであるが、深刻な状況であることに間違いはない。
国交のためにも、適当に救援物資や部隊を組んで送った方がいいのだが、噴火のの被害をもろに受けたレディシティには、ある掟があったのだ。
ズバリ男性禁制。
女性しかその都市に入ることが出来ないのだ。
G国が国の処置として、異例だが男性のボランティアを認めてくれれば問題は無かったのだが、先住民族と対立したくなかったのか、彼らの伝統を尊重する考えを表明した。
隊員はなんとか女性だけで組めるが、管轄する幹部がこの有様なので、難しい問題であった。
gr｢で、誰が女装する？？｣
tn｢やっぱ、そうなるよなぁ……｣
こればかりはさすがのトントンも止めたい気持ちがあったが、幹部が行く方法は女装しか無いこともあり、グルッぺンの飛び出た発案に反対はできなかった。
グルッぺンは幹部のメンバーの顔をじっくり見ていったが、希望する人は誰一人おらず顔を逸らしたり笑って返したり、反応はとことん悪かった。
▶︎仕方が無いのでグルッぺンは強硬手段を取る事にした。
gr｢よし、オスマン先生！よろしくお願いします！｣
os｢待て！なんで俺なんや！｣
被害者に選ばれたのはオスマンであった。
身長は高いものの、軍人的な筋肉がついておらず男性だと分かりにくいことや、所作が丁寧なところが女装してもボロを出さないと判断されたのだ。
オスマンは自分以外の幹部を見て、鬱を指さした。
os｢大先生でもええやん！！｣
gr｢いや、鬱は煙草と香水で臭いからダメだ｣
ut｢え、俺そんなに臭いん？｣
なすりつけ失敗。
オスマンの擦り付けが始まった瞬間、妙に緊張感が走った。
またオスマンが幹部のメンバーを見た。
コネシマやシャオロン、ゾム、トントンは筋肉が着いており、女装したらナイスマッチョになるから選択肢から外れる。
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あかまる(プロフ) - まおさん» ご報告ありがとうございます。気づくのが遅くなって申し訳ないです。 (3月1日 0時) (
レス) id: b37e4ba748 (このIDを非表示/違反報告)
まお - オ.リ.フ.ラ.立ってますよ。ルール違反になってしまうので外したほうが良いと思います。 (2月23日 3時) (レス) id: aa7b758126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかまる | 作成日時：2024年2月20日 13時
