空の旅も楽しんでこいよ ページ19
os｢つまり、休暇のついでに東国の王様に挨拶してこいってことやな？｣
gr｢あぁ、そういうことだ｣
東国が開国する、ということは、停滞していた貿易に関しての話が進むということ。
今後の関係をよく保つためにも最初の挨拶は肝心である。
グルッペンはそれを、外交官であるオスマンに担ってもらいたかった。
gr｢それと、移動手段として飛行機が使えるようになったから、空の旅も楽しんでこいよ｣
飛行機の開発は戦争をさらなる過激なものへと変化させた。
B国の物理学者が研究を重ねて作ったのだが、単純に空を飛べるようになりたい、という願いによって作られたはずだった。
いつからかそれは、空から破壊兵器を落とす手段へと変わり果ててしまった。
新しい技術は、直ぐに戦争に消費されてしまう。
だがwrwrd国では、交通手段を良くするために飛行機の一般運用化の実現を試みていた。
未だ平民向けの価格では乗ることが出来ないが、そのうち世界を繋ぐ交通手段になってくれるだろう。
というわけで、一ヶ月の休暇を貰ったオスマンと東国に帰省するためのひとらんは、wrwrd国からフライトする飛行機の一番目の乗客として、空へと飛び立っていった。
空の上は何もかも神秘的で、人が小さく見えるのもそうだし、雲が下の方に浮かんでいるのも不思議である。
初めての風景にワクワクしながらI国に着陸し、そこから客船を使って東国へと向かった。
東国にはまだ空港が建設されていなかったからだ。
東国の党首への挨拶は少ししか許されず、貿易関連の条約は結べずに終わってしまったため、オスマンたちはかなりの時間を弄ぶこととなった。
帰り際にまた対面しようとは考えているが、それにしても時間が使えないほど余っている。
ひとらんが家に帰るため、2人は別々に行動することとなった。
ひとらんの家は代々鍛冶屋であったが、父親はひとらんを役所で働かせたいと思っていたため、留学させた。
しかし時期が悪かったため帰ってくる前に港は閉鎖された。
そのため、ひとらんは遠い異国の地で仕事を得て暮らしていかなければならなかった。
グルッぺンに出会わなければ差別などを受けて、下働きのような職業にしか就けなかっただろう。
前は地方に店を構えていた父親もだいぶ出世したようで、中央都市に店を構えるほどの名店になっていた。
しかも『蘭』というブランド品にもなっているらしく、聞けば遠くにいるひとらんへその名声が届くように頑張っていたらしい。
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あかまる(プロフ) - まおさん» ご報告ありがとうございます。気づくのが遅くなって申し訳ないです。 (3月1日 0時) (
レス) id: b37e4ba748 (このIDを非表示/違反報告)
まお - オ.リ.フ.ラ.立ってますよ。ルール違反になってしまうので外したほうが良いと思います。 (2月23日 3時) (レス) id: aa7b758126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかまる | 作成日時：2024年2月20日 13時
