新グループは女だけ！？ Part4 (ページ9)

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145話侑李side ページ9

ー次の日ー

今日もリハーサルから始まった

裕翔「音いいですかー？」

JUMPバンドがリハーサル中

昨日大ちゃんからAに謝まったことを聞いた。

2人に教えた僕も謝らないと…

Aを探していると客席からステージを見ていた

・

侑李「ね、A」

A「知念さん！ステージ行かなくていいんですか？」

侑李「今は音響確認中だから僕の出る幕なし！笑」

A「なるほど笑」

侑李「……あのね、大ちゃんから聞いたんだけど謝ったんだって？事情先に知ってたこと。」

A「はい、全然いいんですけどね笑

本当に律儀に謝ってくださって…」

侑李「…僕も謝らないといけないね。

2人にその事教えたの僕なんだ。

本当にごめんね」

A「そうだったんですか！？」

侑李「うん。 Aが熱出した時に家に姉がいるって言ったよね。

その時に雰囲気で2人が勘づいちゃって、僕から話したんだ。」

A「いや、本当に気にしないでください！

それと、こんな思いをさせてしまってごめんなさい。

・

本当に悪いのは……こんな境遇にいる私です。」

その言葉を聞いて胸が熱くなった

侑李「…っ…A、悪いのはAじゃないよ！？

いつも自分のせいにしてるけど全然そんなことない！」

するとAは首を横に振った

僕はAの隣に座った

A「…昨日、胸が痛くなったんです。

正直、最近はバタバタしてて、両親のことを忘れてしまっていた自分がいました。

だけど昨日久々に両親のことを思い出して…。

まだ生きていればコンサート来てくれてたかなとか…

思っちゃって。

ちょっとだけ、辛くなったんです。

けどその分、今を頑張ろうって思えるんです！！」

そう言って僕の目を見て話したAの目が涙目になっていた

・

・

僕は思わず

・

右隣に座っているAの肩に手を回して

自分の方に引き寄せていた

・

・

侑李「…辛い時は頼って？

僕じゃ力になれないかもしれないけど話を聞くぐらいはできるから」

そう言ってAの方を見ると左頬から1粒の涙が落ちていた