新グループは女だけ！？ Part4 (ページ29)

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164話大貴side ページ29

時は過ぎて、和歌山公演が無事に終了した。

いまは東京への帰り道

大貴「はぁ…」

なんで気づけなかったんだろうなー、裕翔がAにパーカー貸したの

知った時、動揺しちゃったし笑

俺の隣で眠っているAは、裕翔から貸してもらったパーカーを袋に入れて大事そうに抱えている

大貴「はぁ…」

光「大ちゃん、ため息うるさい！笑」

大貴「うわ！ごめん…笑」

てか、光くん起きてたんだ…笑

・

雄也「なに？そんなにショックだった？」

俺の座席の真後ろに座っていた高木が後ろから小さい声で話しかけてきた

・

大貴「……お見通しですか？笑」

雄也「それで俺にバレない方がすごいよ笑

じゃあ、今度はしてあげたら？笑」

大貴「うーん…Aのことだからこの反省生かして次は持ってくると思うんだよね笑」

雄也「あぁ、たしかに笑」

大貴「どうしようかねー…」

雄也「別にさ、気にすることなくない？

逆にメンバー同士の雰囲気が良くなってることを喜ぼうよ！

それに、有岡くんがどうこうの前にあっちに気持ち気づいてもらうことの方が大事だと思うよ？」

大貴「は！たしかに！！

俺、それを考えてなかったわ笑」

雄也「だから、そこから始めよ笑」

・

大貴「…けど、いまは言えないかな。」

Aにとっては恋愛どころじゃない。

Hey!Say!JUMPに入るか入らないか、cherieとしてやっていけるのかの狭間にいるんだから。

雄也「あぁ！そっか。」

高木もそのことに気づいたらしい。

大貴「まぁ、気長にね！笑」

雄也「そうだね笑」

・

・

A「ん…」

大貴「あ、やばい起こしちゃったかな…」

A「………り…ず…」

大貴「…なんか寝言…言ってる？」

雄也「え？なんて言ったの？笑」

大貴「りず…って」

雄也「りず？……cherieの藤原のことじゃない？

下の名前、理珠だったでしょ」

大貴「あぁ！…夢で遊んでんのかな笑」

雄也「なにそれ可愛い笑」

光「夢に出てくるまで考えてんのか…」

大貴「え？光くん？なんて？」

光くんが言ったことが聞こえなかった

光「ふふ…別にー♪」