56話 裕翔side ページ10
あの後、3人とも戻ってきて
圭人「大丈夫だよ、心配かけてごめん」
そう言ったいつも通りの圭人がいた。
そして、俺らは東京に戻ってまた今日から仕事。
今日は雑誌の撮影でスタジオにいる。
昨日の雰囲気が嘘みたいにみんなわちゃわちゃしていて、なんか落ち着くな。
すると
「へぇー、ジャニーズの新グループが撮影してんだ。」
「超、可愛いかったですよ。 あんな子たちに見つめられたら絶対落ちますね。」
「期待持てそうだなー」
スタッフの人たちが話してるのが聞こえた。
俺らにとっては心当たりしかない話だよね。
・
裕翔「すいません、それどこでやってますか?」
スタッフ「あー、後輩ですもんね!4階のAスタジオですよ」
裕翔「ありがとうございます」
俺は気になって行ってみることにした。
・
ー4階のAスタジオー
パシャパシャ
「はい、OKです!次、成宮さんと藤原さんソロで撮影します!」
玲、理珠「はい!」
スタッフ「(名字)さんと遠山さんは一旦休憩していてください」
A、美織「はい!」
スタッフ「あ、(名字)さん。振付師さんが呼んでましたよ」
A「わかりました、ありがとうございます。 ごめん、美織。 先休憩してて」
美織「はーい」
すると、メンバーの女の子がこっちに気づいた
美織「中島さん…!? おはようございます!」
裕翔「あ…あぁ、おはよう。
…なんの撮影?」
美織「えっと…デビューシングルのジャケット撮影です。
MVはまた後日撮ることになってて…」
裕翔「へぇ、そうなんだ。
振りとかこれから練習するの?」
美織「実はもう練習始まってるんです。
来週からってことになってたんですが…、先週の序盤あたりから始めることになって…」
裕翔「え…?」
先週の序盤あたり…ってことは俺らのコンサートがあったせいでグループの練習がまったく出来てなかったってこと?
裕翔「じゃあ…俺らのコンサートで踊ってた分、練習参加できてなかったんじゃないの?」
美織「それが…いつ練習してたのかわからないくらい、出来てるんです。
振付師さんの動画送っただけなんですけどね…。」
裕翔「そうなんだ。」
ちょっと驚いたな…
A「…あれ…中島さん!ど…どうしたんですか…?」
裕翔「撮影してるって聞いたから。いま休憩でしょ?ちょっと話せる?」
A「はい…」
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作者名:柚姫 | 作成日時:2018年7月10日 12時