ヒーローになりたい少女。【相澤消太】 (ページ6)

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６．初日ページ6

A side

＿＿＿＿＿春

やはり雄英高校は大きい…

校門何mあるんだ…？

ドキドキする胸を落ち着かせ、門をくぐる。

母「A、制服、似合ってるよ。
　まさか私たちと同じ高校に通うなんて…夢みたい。」

『うーん、でもちょっとスカート短くない？』

母「可愛いからいいのよ。……A、頑張ってね、お母さんはいつでもAの味方だよ。」

さっきまでの病院でのやりとりを思い出す。

お母さん、私、絶対ヒーローになるよ。

お父さんみたいなカッコいいヒーローに。

お母さんみたいな誰かを支えられるヒーローに。

１－Ａと書かれた大きい扉を開けると、そこにはもう半数以上の人がいる。

座席表を見て、１番窓側の１列目に座る。

？「あっ、君めっちゃ可愛いね！名前なんて言うの？」

金髪のチャラそうな男の子が話しかけてきた。

『…AAって言うの！えっと…』

上鳴「あ、俺は上鳴電気。よろしく！！」

『上鳴くん！よろしく！！』

？「ぼっ…俺は飯田天哉だ！！よろしく！！！」

『飯田くん…？ははっ、よろしく！』

その後もいろいろな人が話しかけてくれた。

嬉しかった。こんなこと、初めてだから。

＂友達＂

この言葉に何度騙されたことか。

でも、この人たちなら…いや、わからない。

とりあえず笑顔でいなきゃ。

ボーッとしていると、どこからか

「＿＿＿お友達ごっこしたいならよそへ行け。」

そんな声が聞こえた。

聞き慣れた声。

…消太くん。

＿＿＿が担任！？！？！？

私はびっくりして立ち上がってしまった。

消太くんと目が合う。

…少し口角が上がった気がする。

ってかなにその姿！？！？

真っ黄色の寝袋て！！？？！？

．