ヒーローになりたい少女。【相澤消太】 (ページ4)

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４．入試ページ4

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国立雄英高等学校入学試験。

筆記はできた。

あとは、この目の前にいるヤツを倒さなければ。

私は“恐怖”と“殺気”の感情を力に変えて思いっきり蹴る。

ロボは倒れた。

この調子。

『あ、』

目の先にロボに押しつぶされそうになっている子がいる。

助けないと、あの子が怪我をしてしまう…！！

そう思った時にはもう体は動いていた。

『ﾊｯ、ハァ……大丈夫！？怪我は！？』

「私は大丈夫、ありがとう！！」

その子を地面にゆっくり下ろし、次のロボを倒そうとした。

と思ったら、突然、頭に衝撃が。

『……怒落！？！？』

あいつは、あいつは私を3年間いじめてきた主犯格。

……あいつも雄英受けていたのか。

あいつの個性は「雷」。

その個性で何度傷つけられたか。

とりあえず、今は入試に集中しないと…！

すると、また同じ衝撃が頭に、背中に、腕に。

怒落「＿＿＿お前なんか死ねえー！！！」

私に何度も雷を直接当ててきた。

『＿＿＿＿いっってぇ……』

さすがに本気ではなかったのだろう。

軽症で済んだ。

それよりも試験だ。

私を踏み台にして進む怒落を無視し、次々とくるロボを倒す。

何分経ったのだろう、試験は終わった。

あとは、結果発表。

体中の傷を庇うように気をつけながら家に帰った。

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