ヒーローになりたい少女。【相澤消太】 (ページ14)

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１４．話ページ14

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消太くんが話した内容は、私のお母さんと話がしたいということだ。

『え、いいけど…どうしたの突然。』

相澤「……まぁずっと会ってないし、いろいろと。」

『ふーん。。
あ！！てか！なんで消太くっ…先生が担任なの！？てかいつの間にか教師に！？』

無意識に消太くんと呼んでいたことに気づいて慌てて言い直す。

相澤「家では別にいいよ先生じゃなくても。学校で気をつけててくれれば。」

『あ、よかったぁ…
　んもぉめっちゃびっくりしたんだから！！』

相澤「Aともずっと会ってなかったしな。個性把握テスト、よかったぞ。」

『！褒められると照れちゃうな、、えへへ笑』

相澤「…まぁ、その調子で頑張れ、これからがキツいからな。」

『げぇ…嫌だなぁ…』

そんなことを話していると、あっという間に２０時過ぎになっていた。

相澤「A、今日はもう泊まっていきな。」

『えっ、えっ？でも消太くんに迷惑かかっちゃうし！』

相澤「別にいい。というかA、帰ったら遅くまで起きてるつもりだろ。」

『え、なんで知ってんの…！？』

相澤「やっぱり図星か。ったく…そんな隈作っておいて…
今日はしっかり寝ろ。明日からはもっと大変だと言ったろ。」

『…さすが相澤消太先生、
　イレイザーヘッドはなんでも見抜いちゃうのね。』

隈の理由は内緒だけど。

相澤「俺がプロヒーローやってるって知ってたのか？」

『あーううん、知らなかった。
　今日みんなが話してたのを聞いてそうなんだーって』

…実は知ってたけどね、とうの前から。

私の部屋はイレイザーヘッドのグッズで溢れかえっている。

今はお金がないから集められてないけど、、

多分消太くんには気づかれてないけど、スマホカバーには小さい頃に手に入れたイレイザーヘッドのレアカード。

あと、お父さんが撮ってくれた消太くんとのツーショット写真。

私は、ずっとずっと前から、

イレイザーヘッドに憧れていて、

相澤消太に恋してる。

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