１０．公園 ページ10
相澤 side
マイク「イレイザー…こいつって、、」
「………ああ、A先生の娘だ。」
マイク「俺はこの子に会ったことはないけど、お前よく遊んでたもんな…」
「………」
マイク「え、もう帰るのか？」
「ああ、ちょっと寄りたいところが。」
マイクにそう伝え、荷物をまとめて職員室を出る。
「………懐かしいな、５年ぶりか…」
訪れたのは、昔A先生たちが住んでいたマンション。
５年ぶりに訪れた公園は、新しい遊具が増えている。
公園に入り、さっき自動販売機で買った缶コーヒーを飲もうとブランコやベンチを探した。
１８時。
今は４月で外は暗い。人はいないと思っていた。
「＿＿＿＿＿A、！？」
ブランコに座っていたのはAだった。
『！！しょう…っ、相澤先生！？』
「なんでこんな時間にここに…」
『ちょっといろいろあって笑笑 えへへ、、』
「高校生がこんな暗い中ここにいちゃ危ない。早く帰りな。」
『………あのね、先生。
＿＿＿＿＿お母さん、もうすぐいなくなるの。』
「………は？」
Aから出た言葉は衝撃だった。
『先生は知らないだろうけど、今お母さんね、先天性の心臓病で入院してるの。毎日お見舞いに行ってるんだけど、その度に…その度に痩せていくの。』
「…………」
『先生、お父さんが事故で亡くなったのは知ってるでしょ？』
「ああ、ニュースで見た。その後すぐにここに来たが、もう公園になってて…」
『まぁあのマンションも結構古かったしね〜笑
引っ越した後お父さんが亡くなったんだけど、それがショックでお母さんの病気が悪化しちゃったの。
そのあとお母さん、入院することになっちゃって。
…１人で住むのにその部屋は広すぎて、今は小さいマンションで一人暮らし。結構家事って大変だね〜、、笑笑』
Aが今までのことを話してくれたが、話すにつれ、あいだ間に鼻をすする音。
１５、１６歳の女の子が抱え込んでいい出来事じゃない。
ずっと、ずっと１人で。
『でね、この間主治医の先生に話があるって言われて。
＿＿＿＿＿＿あと、もって2週間だって。』
「！？！？」
『もう手術とか無理な状態までになっちゃって。私、本当のひとりぼっちになっちゃう…』
．
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ふぃれ - 神すぎます！続きまってます！ (5月5日 11時) (
レス) @page50 id: f3d4641008 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - くぅっ…天才かよ！文才が異次元レベル、、夢主ちゃんの過去とか相澤さんとの関係性とか…全てが良いですね(語彙力)続き待ってます(*^^*) (3月3日 21時) (レス) @page50 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パイナップル | 作成日時：2022年8月17日 4時
