伏黒さん家【呪術廻戦】2

伏黒兄妹ルール ページ7

悟side





高専は寮生活だし長期休みだとしても生徒とは頻繁に会う。
授業がないだけで任務はあるし、なんなら普通の高校よりかは休みが短い。

そりゃ同じ敷地内だから長く休みを取る必要もさほどないのだ。




しかし、春休みだけはきちんとある。



新入生の手続きが何かと忙しいのが高専だ。
人数としては少ないが、高専生でありながら呪術師としても生きていくのだ。
ちゃんとした意志がなければやっていけない世界だなら。









悟「とは言っても、新学期ちゃんと迎える1年は恵だけだしね〜」




今のところ入学予定はばぶばぶ時代から見てきた恵とカントリーガールだけ。


もともと呪術を持っていた子達だからなんかあんま困らなかった。




そう、つまり暇なのだ。相手してくれる人がいない。

傑は休みだし硝子は春休み関係なく忙しい。
生徒たちもなんか構ってくれなかった。









恵「だからってうちに来ないでください」

悟「てへ」


入学までの数週間を新居(と言っても古めのアパート)で過ごしてる恵のとこに行った。

ここに来たら恵会えるわAに会えるわ
いらんおじさんもいるけどそれ以上の癒しが待っている。

あ、でも最近恵が冷たい気がする。やーね。









悟「A〜なーにしてんの」


何か机に向かって書いているAを上から覗き込むように状態を曲げるとパッチリとした目と目が合う。





『あれ、悟くんじゃん。どしたの？』

悟「んー？暇だったからね〜。それなんなの？」

『あ、これ？』



ふふーんと言って見せてきた紙には"伏黒兄妹ルール!!!!"とデカデカと書かれていた。




「"伏黒兄妹ルール"ってなに？」

『よくぞ聞いてくれました！！一人暮らしする恵のために書いてるの！』

恵「だからぁ、寮生活だっての」

『ほとんど同じじゃん！』




簡単にまとめたら離れていても兄妹だよ〜みたいなルールだった

離れ離れになる兄を思って書いたなんて…こんな妹欲しかった…




そう思って思わずAに抱きつくも恵が引き剥がそうとしてくる。

なんだかんだ言ってシスコンだな…







恵「とにかく、寮生活だから、こんなルールはいらない」

『寮生活とか関係ないの！ただのルール！』

恵「ただのルールってなんだよ！」

「まぁ可愛い妹のお願い聞いてあげなよ」

恵「言われなくても聞きますよ！！！」

『は！好き！！！！』









よく分かんないけど多分離れても大丈夫そうだなこの2人。





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