伏黒さん家【呪術廻戦】2

仲直り ページ20

恵side





｢は、、、？｣




一旦落ち着こうと虎杖と釘崎に言われ食堂に来た。
さっきまでいたはずの五条先生はいなくなってたけど。







虎｢うまく言えんけど、褒めてもらいたかったんじゃねぇの？｣



ココ最近、Aがボロボロになって帰ってくることがあると親父から聞いていた。

もともと破天荒な性格なので気にしてなかった。
無茶はするなって小さい時から言い続けてたし。




ただ狗巻先輩におぶられて帰ってきた時は驚いた。
あんなに注意したのにってイラついた。
なるべく離れて貰えるように冷たく接してたのすべて水の泡になってしまった。









けど、それと同時にかなり焦った。







いなくなるんじゃないかって思った。

俺の名前を呼ぶその声が聞けなくなるのがすごく嫌だった。








｢こっちの世界には来て欲しくなかった…
術式がってのもあるけど、守りきれる自信が無い。｣






五条先生みたいに最強じゃない。
領域展開だってまだまだ未完成。
体術も体力も、胸張って言えるものが何も無い。







釘｢だからぁ、Aは守ってもらいたくないからこんなことしたんでしょ｣

｢…！｣

虎｢伏黒隣にいたいんだって、俺のとこに体術教えてってよく来てたよ｣









.







.






.







｢Aｯ！！！｣

『わぁ！？……って、恵じゃん…』





気まづそうに目をそらすA

さっきまで怒鳴られてた相手だから仕方ないだろう









『説教の続きなら明日にして…もう聞きたくない…』




そう言って視線を落とす。
そんなAにおかまいなく わるかった と謝るとばっと顔を上げた。




｢Aに呪術師になって欲しくない。小さい頃から関わってきたからわかる。｣



呪術界とも、Aとも。





｢色々思うことがあるのかもしれないけど俺の中でこの意見だけは変わらない。｣




目を見つめる。
俺とは違ってクリっとした目が俺を捉えている。









｢妹だから、大切だから……






大好きだから。
生きてて欲しい。そばにいて欲しい。｣









ずっと2人で生きてきた。

Aは迷惑しかかけてないって思ってるかもしれないけどそんなことない。

･→←喧嘩

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す