伏黒さん家【呪術廻戦】2

朝 ページ16

Aside




中学生になってからは目覚ましで起きれるようになった。

今日もまだまだ寝足りない体を起こしリビングへ向かう、幸せな一日の始まりだった。









甚「おー、はよ」

『……ﾊｧ』

甚「人の顔見てため息つくな」







いや、訂正。

いつもならこいつ(お父さん)と一緒に恵もいる。
恵のおはようでいつも目が覚めてたというのにこの4月から1度も言われていないのだ。






甚「そろそろ慣れろって言ったろ。」

『……』

甚「死んだわけじゃねぇんだからさっさと飯食え」

『……』

甚「お前拗ねてんのかと思ったら寝てんのかよ」

『ｲﾃｯ』



恵のおはようがないため目が覚めてなくて返事を返さない私の頭を軽く叩いき、大得意の俵担ぎをされた。

俵担ぎ好きじゃないからね？たくさんされてるけど。
お姫様抱っこの方がいいよ。あ、でもファーストお姫様抱っこは恵で。



連れてこられたのは手洗い場。

顔に水をかけられるのを私達はsleepiness and water is get up、通称"S W G"と呼んでいる。





『またSWGかよ…』

甚「これしねぇと起きねぇだろ」




しかしこれにはあるコツがある。









『フンッっ！！！！』









ﾋﾞｼｬ









．









スローモーションのようだった。









水をかけられる直前にしゃがんだ私。


それに気づかず水をかけたお父さん。









そして









水。









甚「．．．」『．．．』









そう、全部お父さんの服に水がかかったのだ。

それはもう真夏の汗が目立つグレーのTシャツを着た太った人の汗のように。









．









『………水も滴るいい男…………つって☆』

甚「…」









その時の無の表情をしてたお父さんを見てこう思った。









．









あぁ…









．









『目の下に隈あるよ』

甚「お前のストレスかな」









原因が私の隈がくっきりとあったのだ。







今夜は労わってやろう。

そう決めた朝の8時のことだった(遅刻確定)
















_


『今夜は労わるからな』

甚「何もしなければ1番いいんだよ」

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