伏黒さん家【呪術廻戦】2

おにぎり ページ15

Aside



幾度となく苦難を乗り越えてきた。

そりゃあんな不審者予備軍に恵が襲われたり、お父さんが元ヒモだったり、インコしか友達がいなかったらそこら辺の人よりかは苦労してきてるはずだ。



そんな私が今、猛烈に困っている。









．









？「いくら〜？」

『は？』









そう、この金髪のお兄さん。

恵に渡さないといけないプリントを渡し忘れたお父さんに代わって寮に来たのだが未だに部屋がわかんない。

寮の廊下でうろちょろしてるときに声をかけたのがこの人だった。







？「しゃけ？こんぶ？」

『あーーーーエビマヨ…ですかね！！』



多分この方はおにぎりが好きなんだと思う。

それな中の具材で好きなのは何？って言うのを暗号にしてるのかも。






？「おかかおかか」

『高専やっぱ変だよ』




エビマヨは違うのかもしれない。
うーんうーんと悩んでいたところ背後から名前が呼ばれた。







真「お、Aじゃねーか」

『！！真希ちゃん！！』





なんとびっくり真希ちゃんだった。

これでも私には禪院家の血が流れてるので真希ちゃんとは会ったことがある。

て言っても数えられるぐらいなんだけど姉御肌でかっちょよかった。








『真希ちゃんたすけて！！暗号がわかんない！！通してくれない！！』

？「いくら！？おかかおかか！！」

真「あーなるほど。A、こいつは別に暗号確認してるわけじゃねぇよ」






ん？







『ﾊｯ!!……てことは本当の暗号はパンの種類…！？』

？「しゃけ！」

真「ちげぇよややこしくすんな」








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