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Ep.129 ページ35

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「森崎先生はぶっきーを狙ってたから可能性あるよ」

「マジか!全然知らなかった」

「女心が分かってないなぁ。
・・・ま、そこがカワイイんだけどッ」

「・・・あっ、?」




華ちゃんワールド全開です。

気付かない須永くんも須永くんだね。




「景山さんをライバルだと思ってたなら、フェイク動画もやりかねないかも」

「・・・いや、だったらAの方があぶないでしょ」

『・・・へ、?』




突然話題にされ、油断していたから間抜けな声が飛び出した。




「仲の良さなら澪奈よりもAでしょ。
ね、ほんとに付き合ってないの?」

『無い無い。あと森崎ちゃんはないと思うなぁ。
私や澪奈のこと気にかけてくれてたし。
休み時間に “一颯先生ってここが良いよねぇ” って二人でよく話してたし』

「え!?ってことはA、ぶっきーのこと好きなの!?」

『ううん、ただのファン』

「ファンて」





嬉々としてきいてきた皆は、がっくりと肩を落とす。

バレてる子にはバレてるだろうけど、この状況で好きですなんて絶対言わない。

そこまで私も馬鹿じゃない。




「・・・じゃ、森崎先生は “ジュースロビンソン” かな」




当然ながら、知らない皆はざわつき始める。




「ちょちょちょ、さっきからその、“ジェイホワイト” とか “ジュースロビンソン”・・・?って、なに」

「もちろん新日のレスラーですけど。
ニュージャパンカップの予想と照らし合わせた方がわかりやすいと思って!」




ニュージャパンカップ。

その期間中、永遠と隣でその話を聞かされてノイローゼになりかけたことを思い出した。




「分かりづらいから普通にやって」

「・・・・・・はい、」




やはり諏訪ちゃんは強かった。




「じゃ、3人目の佐久間先生は・・・?」

「一言で言うと、キモイ!」

「・・・確かに」

「よく澪奈を観ながらニヤニヤしてた。
あとAのことも」




知らなかったぞ、それは。




「“俺だけの景山にしたい”
・・・独占欲だよ、」

「・・・えぇぇ・・・」




きもーい、と声が上がる。

まぁ事実だとしたら気分は良くないわな。




「・・・じゃ、マルってことで」




佐久間先生の写真の上に〇印をつける。





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- いつもみてます! (2019年3月12日 15時) (レス) id: c232dbe5e9 (このIDを非表示/違反報告)
- 作者様、好きです。すこですすこ。 (2019年2月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しぃも | 作成日時:2019年2月17日 3時

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