Ep.135 ページ42
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「───先生が、澪奈のフェイク動画をベルムズに依頼したんでしょ?」
《 何言ってんだ、そんなわけないだろ、 》
「正直に話して!!!
じゃなきゃ私達が死ぬのッ!!」
《 だから俺じゃない! 》
「嘘!!
私を追い詰めたようにッ、澪奈にも同じことしたんでしょ!?」
涼音は相当、追い込まれてた。
なぜ涼音が坪井先生に退部まで追い込まれたのかは知らないけれど、涼音の言い分だけを聞いていればここまで怒るのもよくわかる。
「たった1日・・・、練習を休んだだけなのに・・・ッ、病院に行っただけなのに・・・!
なんで私から水泳を取り上げたの・・・!?
・・・・・・私は水泳が好きだった・・・。
誰よりも努力してきた・・・!
なのにどうして・・・、」
《 水越、 》
「私が蓮と付き合ってることにムカついたんでしょ・・・!?
自分に靡かなかったから私を切ったんでしょ!?
澪奈に対してもッ、自分に気が無いって分かったから私と同じように追い詰めた・・・ッ、・・・違う?
・・・・・・黙ってないでなんとか言いなよ!!!」
涼音は泣きながら坪井先生に怒鳴る。
一颯先生は、じいっと涼音を見つめていて。
心做しか口角が上がってる。でもそれは、微笑むというより面白がっているような表情で。
《 ・・・それは違います 》
割って入ったのは、校長の声。
《 ・・・坪井先生。
本当のことを、伝えるべきだと思いますよ 》
「・・・何?本当の事って・・・。
何が違うの言ってみなよ!!」
涼音にとっては、恨みしかないんだろう。
坪井先生に向かって必死に怒鳴る。
《 確かにお前は、誰よりも努力してた。
毎日毎日暗くなるまで泳ぎ続けて、筋トレもして・・・。俺が教えてきたなかで、いちばん頑張ってきたよ。
・・・でもな、それがいけなかったんだ 》
「・・・どういうこと?」
《 ・・・あの日。
お前が練習を休んだ日、お母さんから連絡があった。“一緒に医者の話を聞いてくれ”、って 》
坪井先生の口から出てきたのは、とても残酷な現実。
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わ - いつもみてます! (2019年3月12日 15時) (レス) id: c232dbe5e9 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 作者様、好きです。すこですすこ。 (2019年2月17日 10時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぃも | 作成日時:2019年2月17日 3時