Ep.２５ ページ26
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「なんでこんな目に遭わなきゃいけないの･･･！」
「なんの権利があってこんなことするんですか！！」
「こんなとこで死にたくない･･･」
「お願いします、僕達を解放してください！！」
皆が先生に向かって叫び続けるなか、不破くんが先生に掴みかかった。
「今すぐここから出せ！！！」
でも、簡単に投げ飛ばされてしまって。
･･･ボロボロと落ちる涙は、一向に止まらない。
「はははは･･･！
活気があっていいねぇ！！
こんなに必死になって授業に取り組んだことなかったんじゃないのかホラ！！もっとこい！！」
楽しそうに、まるでじゃれるみたいに先生は叫ぶ。
「煽ってんじゃねぇ！！」
石倉くんが飛びかかるも、思いっきり蹴り飛ばされて。
「はい次！！」
「こうなったら総力戦だ！！」
兵頭くんを筆頭に、男子生徒ほぼ全員で先生を抑えにいった。
さすがに1対大人数じゃあ、いくら先生でも勝てなかったみたいで。
床に押さえつけられ、何人も上に乗っかられている。･･･なんかまぬけ。
「痛い痛い、痛い、よッ！」
だめ、と言おうとしたときはもう遅かった。
一颯先生は腕時計を操作して、何かのスイッチを押した。
──── ドォン･･･！！
ほぼ真上から爆発音。
逃げないといけないのに、体が動かない。
突然グイッと腕を引かれて誰かの胸にぶつかったと思えばそれは、クラスいちの問題児。
『･･･かい、？』
突然のことに驚いてゆたゆたとした喋り方になる。
「･･･あぶねぇから引っ張っただけだよ」
『う、ん･･･。ありがと、』
甲斐から離れたことで、その制服に血がついてることに気が付いた。
『甲斐、怪我した･･･！？』
「いや、してねぇけど･･･ってお前、」
左腕を掴まれたことで、やっとそこに血が流れていることに気が付いた。
･･･コンクリートの破片か何かが当たったんだろう。
『大丈夫。こんくらい平気、』
パラパラと砕けた破片が落ちてくる。
皆は机や椅子を盾にしてしゃがみこんでしまった。
「お前ら、これがあるってこと忘れんなよ」
チラッとこっちに視線をやった先生はすぐに逸らして、トントンと腕時計を指で叩いた。
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寿司 - 何度も見返しております。 そのくらい大好きです！ (2019年1月19日 17時) (
レス) id: 1641cbc119 (このIDを非表示/違反報告)
のに - 最高です。ストーリーめっちゃ好きです。 (2019年1月15日 19時) (レス) id: 7e4ee45a06 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ☆(プロフ) - ↓誤字がありました、すみません！これからも、楽しみにしています！です！ (2019年1月15日 10時) (レス) id: ea2cee480d (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ☆(プロフ) - はじめましてオレンジです！あなた様の作品を楽しく見ています！！頻繁に更新をしてくださりありがとうございます！これからも、楽しみにしていましています！ (2019年1月15日 10時) (レス) id: ea2cee480d (このIDを非表示/違反報告)
地咲 - 好きです(真顔) (2019年1月15日 2時) (レス) id: f98b79cb93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃも | 作成日時：2019年1月7日 21時
