Ep.１０ ページ11
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課せられた、“ペナルティー”。
窓を鉄板で塞ぐ作業を、手伝わされている。
『せんせ、これ女子トイレもやるの？』
「やるよー。
だから緒方はそっちよろしく」
ドリルをギュインギュインいわせて、鉄板を取り付け終わった先生。
「さ、次は女子トイレだね」
『ね、鉄板1人でとか無理だって』
「何言ってんの、俺も行くよ」
･･･は？
さも当然かのように言い放ったそれに、思わず固まる。
「さすがに緒方1人でってのはペナルティーとしてキツすぎるでしょ」
『いやこの状況がすでにキツいな』
いやまぁ、こんな状況だからこそ男子トイレだの女子トイレだの言ってる場合じゃないのかもしれないけれど。
『わかった、やる。
やるけどさ。先生が鉄板持ってよ。私ドリルギュイーンするから』
鉄板を1人で支えるとか無理。
脚立に登り、鉄板を固定していく。
「パンツ見えそうだね」
『･･･蹴ってい？』
「･･･あ、黒」
『ねぇぶっ殺す』
危機感もクソもない会話。
脚立から飛び降り、冗談で先生にドリルを向けると、先生もまたおどけた様子で両手を挙げる。
「本当、冷静だね。
こんな状況なら皆と同じくらい取り乱したっていいのに」
『取り乱したところで解決するような問題じゃないでしょ』
「冷めてんなぁ〜･･･」
────ダン･･･ッ
『･･･ッた、』
突然、壁に押し付けられる。
脚立につまづいて、そのまま脚立に座り込むような状態。
両手は壁にくっつけられて、足の間には先生の膝。
『･･･なに、すんの』
ぐっ、と顔の距離が縮まる。
冷たい冷たい目が、私を見下ろす。
「───ゾクゾクさせてやるよ」
『･･･ッ、』
耳元で呟いたかと思えば、すぐに脚立や工具箱を持って女子トイレを出ていってしまった先生。
『───今のは、ヤバいでしょ･･･』
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寿司 - 何度も見返しております。 そのくらい大好きです！ (2019年1月19日 17時) (
レス) id: 1641cbc119 (このIDを非表示/違反報告)
のに - 最高です。ストーリーめっちゃ好きです。 (2019年1月15日 19時) (レス) id: 7e4ee45a06 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ☆(プロフ) - ↓誤字がありました、すみません！これからも、楽しみにしています！です！ (2019年1月15日 10時) (レス) id: ea2cee480d (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ☆(プロフ) - はじめましてオレンジです！あなた様の作品を楽しく見ています！！頻繁に更新をしてくださりありがとうございます！これからも、楽しみにしていましています！ (2019年1月15日 10時) (レス) id: ea2cee480d (このIDを非表示/違反報告)
地咲 - 好きです(真顔) (2019年1月15日 2時) (レス) id: f98b79cb93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃも | 作成日時：2019年1月7日 21時
