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─────･･･三ちゃーん！！！！
『･･･ッ！！』
理子ちゃんの声だ。
『･･･理子ちゃん、』
ヘルメット男に襲われてるのかもしれない。
どこ、どこにいるの。
『･･････ッ、伊藤さん！！』
───── ガッ！！
中庭で伊藤さんが倒れてる。
「･･･勝負つけようぜ、女番長！！！」
『･･･ッ！！！』
───── ドゴッ！！
「ッてぇなコラ！！」
咄嗟に蹴り飛ばしてしまった。
殴りかかってくるけれど、ただバットを振り回しているだけで正直全然怖くない。
間に合って、よかった。
「ッのアマ、」
『･･･ッ、』
思いきり蹴り飛ばして馬乗りになる。
『･･････これ以上理子ちゃんに
何かするって言うなら、私ほんとに怒るよ』
胸ぐらを掴んで拳を構える。
頭に血が上ってるのが自分でもわかる。
(･････落ち着け、理子ちゃんは無事なんだから )
ヘルメット男の上から退いて、
理子ちゃんの元へ駆け寄る。
『理子ちゃん！』
「A･･･、
また強くなってたわね」
『理子ちゃんの稽古のおかげだよ。
それよりも、はやく保健室･･･』
「うん、ありがとう」
三橋さんなんかもう知らない。
「･･････ンのアマ、ッ！」
─────ドガッ！！！
『ッ！？』
驚いて振り向くと、
私のすぐ後ろで倒れるヘルメット男と
京子さんと明美さん。
･･･全然気付かなかった。
『あ、ありがとうございます･･･！』
「気にすんな、大丈夫か？」
『わ、私は全然平気です！』
「ならよかった。伊藤さ〜ん！」
「ッあ、京ちゃん･･･！
そいえば、デート･･･」
京子さんが来たことで目を覚まし、
一気にとろける伊藤さん。
「待ち合わせ場所に全然来なかったから･･･」
「ごめんね･･･？」
ふわふわした雰囲気の京子さんの背後。
ヘルメット男が立ち上がったのが見えた。
『京子さ──ッ、！！』
京子さんの肩越しに、ヘルメット男の顔面に拳を叩き込んだ伊藤さん。
めちゃくちゃ格好いいことしたのに、
京子さんの匂いでメロメロになっちゃってる。
パフェ行こっか、なんて言いながらいつものつんつんしてる。
･･･かわいいなぁ、ふたりとも。
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らぶ - 続き、早く読みたいです！！！ (2019年8月18日 22時) (
レス) id: bd27da3d76 (このIDを非表示/違反報告)
らぶ - 本当に素敵な小説です！！私、今井さん大好きなのでいつも妄想しながら読んでます！ (2019年8月18日 22時) (レス) id: bd27da3d76 (このIDを非表示/違反報告)
えりか(プロフ) - すごい面白かったです！続きが気になってます。 (2019年8月9日 2時) (レス) id: fcdce8f117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃも | 作成日時：2019年4月28日 20時
