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「君をも騙すことになってしまったことを、後悔してるよ」
『どっちかといえば今の方がびっくりしました･･･』
「･･･それは普通にごめん」
心臓バックバクしてる。
急に現れるとか、心の準備出来てないから･･･！
「ンだよてめェ、人の学校によォ･･･」
「おっと怒るなよ。
てめェを罠にかけたりはしねェよ。
お前も、三橋に勝ったこの俺と･･･
───勝負したくねェだろ」
謎の小声。
伊藤さんはもう半ギレ。
「･･･今井くん･･･、死相が出てる」
『･･･死相』
･･･死相ってこんな感じだっけ。
「逃げた方がいいわ、三ちゃんの手の届かないところに」
顔にでっかく浮き出た “死” が気になりすぎて話が全く入ってこない。
「アフリカとか･･･！
あ、アフリカなら追ってく可能性あるから･･･出来れば月とか他の惑星！」
「や、やだなぁ･･･、大袈裟な！
あいつはもう生ける屍っすよ？」
気になりすぎて今井さんのおでこに手を伸ばしたけど、“やめなさい” と伊藤さんに止められて。
「三橋はそんなに甘いヤツじゃねェぞ」
「今はショックでぼけっとしてるけど、あとちょっとで怒りと共に目覚めるのよ･･･！」
『･･･確かに。
そうなってからじゃ手遅れかもしれないです！
三橋さんなら、完全犯罪をやってのけます！』
「とにかく急いで、遠洋漁業の船に乗り込んで！Aを連れてっていいから！」
『え』
「･･･今井、三橋のためにも逃げてくれ。
俺は奴を人殺しにはしたくない。
Aちゃん連れてっていいから」
『･･･ぉん？』
完ッ全に、見捨てられた。
思わず変な声が出たけれど、どうしようか迷いに迷ってる今井さんを放っておくこともできず。
『･･･つ、ついて行きます･･･？』
“とりあえず言っとけ” みたいな理子ちゃんと伊藤さんの圧力に負けた。
「なぁに言ってんだよ！
俺は紅高の今井だぜ？大丈夫に決まってんだろ〜ッ！！
Aちゃん、放課後迎えに来るからな！」
『･･･お、お気を付けて』
本当に、何も無いといいけど･･･。
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ゆずは(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。今回のお話もとてもよかったです。これからも応援しています！ (2019年4月17日 3時) (
レス) id: 4a89377b71 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とても楽しかったです！！！私は片桐くんも個人的に好きなので、お時間あれば片桐くん落ちも作って欲しいです！！これからも頑張ってください(*^^*) (2019年1月20日 11時) (レス) id: 7b4882295e (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 番外編とっても楽しみです！これからも頑張ってください(*´ω｀*) (2019年1月20日 10時) (レス) id: 732519457a (このIDを非表示/違反報告)
ねくらげ(プロフ) - これからの展開がめっちゃ気になります…！( *ﾟAﾟ) (2019年1月19日 11時) (レス) id: 7a5491ad26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃも | 作成日時：2018年12月31日 10時
