1話 ページ2
ァーどうもォ、この作品の主人公ですす。
オレあんまり主人公ぽくないけどせっかく
ミナサンが読んでくださってるっぽいんで
精一杯主人公やろうと思いまース。
んー、じゃあまずは
オレとあのくそ教祖サマが出会った話でもしようカァ
あれは今から20年前?
あれ?もうちょい前?
まあよくわかんネェけど、それくらい
今思い出しても胸糞悪ぃなぁ。
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俺の母親はヒステリックな女だった。
そんな母親に嫌気がさしたのか父親は
他の女のとこに行ったきり返ってこなくなった
ヒステリックで旦那に逃げられた女。
そんな女が怪しいよくわかりもしない宗教に
ハマったことは必然だったのかもしれない。
ある日その女は俺に嬉しそうに話しかけてきた
「A!聞いて!」
あの女の機嫌がいい時は正直ろくなことがない
嫌な予感はしていた。
『なあに、母さん?』
「教祖様が私たちに会いたいって!」
『それ俺も行かなきゃダメ?』
「もちろんよ!!」
思えばあれが俺の人生の分岐点だったのだろう
あの時無理にでも断れば、
あいつに会わずに済んだ。
でもあの時の俺は母親の機嫌を損なう方が
めんどくさいと思ってつい頷いてしまった。
それが俺にとっての人生最大の汚点である。
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もう疲れた
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作者名:みちち | 作成日時:2020年3月8日 18時