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｢ほんとはさ、俺もそういうところに惹かれて好きになったんだよね。勝手に自分と重ねては羨ましいなって思ったりさ。｣
誰だって出来るなら自分の好きなことをやって輝きたい、そう思う。
だけどそれが出来るのはほんの一握り。
ほんの1パーセントでも可能性があるのならそれに賭けてみるべきだと私は思う。
ましてや京本くんほど実力のある人なんて特にこのまま終わらせるなんてもったいない。
｢京本くんは輝くべき人だと思うな。きっと大丈夫だよ。｣
根拠はないけどそう思わせる何かがある。
｢絶対諦めないでね。｣
｢藤咲さんて、すごいね。｣
｢え？｣
そう言って京本くんは控えめに笑う。
｢なんか、藤咲さんに大丈夫って言われると本当に大丈夫な気がしてくる。｣
｢へへ、そうかな？｣
｢こんなこと誰にも話したことなかったけど、藤咲さんに聞いてもらったらスッキリした。｣
｢よかった。｣
余計なお世話かもって思ったけど、そう思ってくれたなら一安心。
お父さんとちゃんと話せるときがくるといいな。
大切な一人息子に興味がないわけないもの。
｢ありがとう。｣
そう言って照れ臭そうに笑う京本くんに私も笑い返して。
また少しだけ京本くんとの距離が近づいた気がして嬉しくなる。
｢あーなんか歌いたくなってきた。｣
｢ふふ、私も思ってたとこ。｣
｢来週までには歌詞仕上げるから、そしたらまたすぐ合わせようよ。｣
｢うん、楽しみにしてる。｣
じゃあ、また明日、そう言って手を振る。
なんだか今日はいい曲が作れそう、そんな気がした。
帰ったら久しぶりに作曲でもしてみようかな。
きっと素敵な曲が出来るに違いない！
そんな根拠のない自信が今日は私にも湧き上がった。
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紺(プロフ) - ぽむさん» わああ、ありがとうございます…！！頑張りましょう！！ (2021年6月19日 23時) (
レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 紺さん» わ！コメントありがとうございます！学生ならではのもどかしい恋愛を描きたかったので嬉しいです！笑 実は私も密かに紺さんの作品とても楽しく拝見させて頂いてます^ ^ お互い自分のペースで更新頑張りましょうね！ (2021年6月19日 9時) (レス) id: 923510c876 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 移行おめでとうございます！！近づいたり離れたりする距離感についニヤニヤしながら読ませてもらってます笑 これからも更新応援してます*^^* (2021年6月19日 0時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2021年6月17日 1時
