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｢なんか、思ったより賑やかな雰囲気だったね。｣
｢あの生徒会長、怒らせたらやばいって噂だよ。｣
｢え、そうなの？｣
｢うん。｣
あんなに優しそうなのに、意外。
人は見かけによらない。覚えておきます。
｢ねぇ藤咲さん、このあと暇？｣
靴箱に向かう途中、京本くんが口を開いた。
｢うん？暇だよー。｣
｢じゃあこの間の約束、｣
そう言って少し恥ずかしそうにこちらを見つめてくる京本くん。
え、なんだろう。なんか約束してたっけ？
ピンとこなくて首を傾げていると
｢俺と遊んでくれるって約束したじゃん！｣
そう言って少しムスッとした顔をした。
最近京本くんが色んな表情を見せてくれるようになってきた気がする。
なんだか嬉しいな、なんて思ってしまう。
｢あ、ごめん！全然いいよ！どこ行く？｣
｢藤咲さん、どこか行きたいとこある？｣
｢んー特にないけど。｣
｢じゃーCDショップ行きたい。｣
｢いいね！｣
行き先は速攻決まり、
CDショップに着くなり京本くんはフラフラと店内を回り始めてしまった。
何かお目当てのものがあったのかしら。
なんだかこういうの新鮮だな。
同じ場所に一緒に来たのに自由にそれぞれ見て回るって。
私も比較的好きなものは自由に見たいタイプだから全然苦じゃないけど。
しばらく好きなアーティストのCDを見たり視聴コーナーで視聴をしたり自由な時間を過ごしていると京本くんがスッと私の元にやってきた。
｢これ、買ってくる。｣
｢ん、わかった。｣
そう言った京本くんの手に握られていたのは私も好きなアーティストの最新アルバム。
そういえば最近、新しいアルバム出たって情報があったな。
｢京本くんそのバンド好きなんだ？｣
｢ん、好き。｣
｢私もめっちゃ好き。｣
｢え、そうなんだ、意外。｣
確かに普段はあまり聞かない曲調かもしれない。
だけどボーカルの人の生き様がすごくかっこよくてそれが全面に現れた曲やパフォーマンスに感銘を受けてから聞くようになった。
｢うん、ボーカルの人の生き様がすごくかっこよくて好きなんだよね。｣
｢俺も！CD、貸すよ。｣
｢え、いいの？ありがとう！｣
やった、ラッキー！
そんなことを密かに思いながらレジに並ぶ京本くんの隣になんとなく一緒に並んだ。
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紺(プロフ) - ぽむさん» わああ、ありがとうございます…！！頑張りましょう！！ (2021年6月19日 23時) (
レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 紺さん» わ！コメントありがとうございます！学生ならではのもどかしい恋愛を描きたかったので嬉しいです！笑 実は私も密かに紺さんの作品とても楽しく拝見させて頂いてます^ ^ お互い自分のペースで更新頑張りましょうね！ (2021年6月19日 9時) (レス) id: 923510c876 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 移行おめでとうございます！！近づいたり離れたりする距離感についニヤニヤしながら読ませてもらってます笑 これからも更新応援してます*^^* (2021年6月19日 0時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2021年6月17日 1時
