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田中くん side.
｢いや、何言ってんの。｣
｢へ？｣
｢きょも、樹のこと大好きだよ。｣
｢え、何それ、｣
｢中学の頃、友達が出来たってすげー喜んでたしそれ以来、会うたび樹のことばっかり嬉しそうに話してきてさ、俺まで樹と友達なんじゃないかって時々錯覚してたレベルよ。｣
いや、嘘だろ。
きょもがそんな風に思ってくれてるなんて全く想像もしてなかった。
あんまり感情を表に出すタイプじゃないから。
ツンデレかよきょも。
｢だから、あの頃きょもが話してた人が樹だって分かったとき妙に納得した。｣
｢まじ？｣
｢うん。樹が側にいてくれるなら安心だなって。｣
｢なにそれ。ちょっと、てかすげー嬉しいんだけど。泣きそう。｣
そんな俺を見て、ははっと笑った慎太郎。
きょもの中の俺の存在が少しでも意味のあるものだったらいい。
そんな俺の願いはどうやら叶っていたらしい。
｢ありがとう慎太郎！｣
｢いや、こちらこそ！｣
｢…てか俺らきょものこと好きすぎじゃね？｣
｢なんか放っておけないのよ。｣
そう二人で苦笑い。
きょもを取り巻く人たちはみんな愛に溢れてる。
｢お！きょも達次だ。｣
ポツリと呟いた俺に慎太郎もジェシーもステージに目を向けた。
すぐに二人が出てきてきょもが挨拶をする。
昨日と同じ流れ。
(今日も泣いちゃうかも。)
なんて思いながら歌い始めた二人を眺めてた。
のに、
今日は昨日とは違った。
何がとは具体的に分からないけど、
きょものAちゃんを見る視線の熱というか二人の雰囲気がなんか昨日より甘ったるい。気がする。
見てるこっちが恥ずかしくなるくらい。
二人の想いがダダ漏れ。
え、こんなこと思ってんの俺だけ？
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紺(プロフ) - ぽむさん» わああ、ありがとうございます…！！頑張りましょう！！ (2021年6月19日 23時) (
レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 紺さん» わ！コメントありがとうございます！学生ならではのもどかしい恋愛を描きたかったので嬉しいです！笑 実は私も密かに紺さんの作品とても楽しく拝見させて頂いてます^ ^ お互い自分のペースで更新頑張りましょうね！ (2021年6月19日 9時) (レス) id: 923510c876 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 移行おめでとうございます！！近づいたり離れたりする距離感についニヤニヤしながら読ませてもらってます笑 これからも更新応援してます*^^* (2021年6月19日 0時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2021年6月17日 1時
