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ついにやってきた文化祭当日。
前夜祭も終わりそれぞれクラスの出し物中。
｢いらっしゃいませー。｣
うちのクラスのカフェもそこそこ賑わっている。
今日は学校内だけの開催だから気持ちは楽。
欧風を意識したちょっぴり大人っぽいカフェだから、衣装もシックな黒シャツにスラックス、ショート丈のギャルソンエプロンは白と黒のチェック柄。
いつもはしない大人な格好に気持ちもシャンとする。
普段の学校ではあまりしないメイクもブラウンを基調にして大人っぽく仕上げてみた。
リップはマットだと大人すぎるから少し私らしさを残すため艶感のあるやつを選んだ。
学校に着いてから夢乃がセットしてくれたフワフワなポニーテールもお気に入り。
｢Aー！そろそろ休憩だよー！｣
そう声がかかって｢はーい！｣と返事をする。
休憩は夢乃と同じ時間にしたから校内をプラプラしようって話になっていた。
明日の一般公開はすごく混むだろうし今日のうちに満喫しておかないと。
｢A！｣
上着を羽織り廊下に出るとすでに夢乃が待っていた。
｢ごめん、お待たせ！｣
｢お腹空いたしなんか食べに行く？｣
時刻はお昼前、確かにお腹すいたなぁ。
｢そうだね。｣
校内はそれぞれの装飾でどこもかしこもキラキラしていてすごく可愛い。
この非日常に気分も高揚する。
とりあえず中庭の模擬店でお腹を満たして校内をプラプラしていたら、
｢Aちゃん！夢乃ちゃん！｣
なんて遠くから叫ぶ声が聞こえて目線の先にはゾンビ…
ではなく田中樹の姿。
(いや、そんな遠くからよく分かったね。)
おーいと手を振る田中くんの元に近寄るとおはよーと低い声でゾンビっぽく挨拶してきた。
｢田中くん、やばいね。｣
｢いや、それどういう意味のやばい？｣
｢ごめん、褒めてる。｣
｢結構イケてるっしょ？念願のゾンビ！｣
ボロボロの白い服に身を包みすっごい本格的にゾンビメイクを施した田中くんは想像以上にゾンビ役がハマってた。
なんでそんなにゾンビがやりたかったのか分からないけど、思わず笑ってしまうほど。
写真撮っていいよ！とゾンビの真似をしながら近付いてくる田中くんに夢乃が耐えきれずに笑い出した。
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紺(プロフ) - ぽむさん» わああ、ありがとうございます…！！頑張りましょう！！ (2021年6月19日 23時) (
レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 紺さん» わ！コメントありがとうございます！学生ならではのもどかしい恋愛を描きたかったので嬉しいです！笑 実は私も密かに紺さんの作品とても楽しく拝見させて頂いてます^ ^ お互い自分のペースで更新頑張りましょうね！ (2021年6月19日 9時) (レス) id: 923510c876 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 移行おめでとうございます！！近づいたり離れたりする距離感についニヤニヤしながら読ませてもらってます笑 これからも更新応援してます*^^* (2021年6月19日 0時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2021年6月17日 1時
