碧の正義 ページ23
図書部の一員である私は今日もまた図書室にて一人静かにしていた
先程新刊図書として入った小説の続きを待っていた学園長が本を借りて行ったきりあまり人は来ていない
そういえば学園長にユウの出身地についての関連していそうな本や元の世界に帰れる方法が載っていそうな本を探してくれと言われていたな、と思い出し立ち上がり本棚を見る
あの人自分が探す的な事をユウに言っておきながら人に探させるんだな、と思いつつ自分の記憶を探るが彼の出身地など聞いた事もない地名で脳内検索には何もかすりすらしない
もう一度読み直すか、と近くの本を手に取った時
「コラ！君たち！図書室では静かにー！！！」
貴方が一番断トツで煩いです
取った本を両手で持ちながら小さく溜息をつく
声的に学園長だろう。まだ居たのかあの人と声のする方へ歩いていくとでかい学園長の姿の他に数人、先日のタルト作りハーツラビュル寮生達が
『何の話をしているんです？皆さん』
「あっ、Aサン.....」
『えぇ、こんにちは学園長』
随分と煩かったですねと言うと学園長はひぃとすくみ上がった
「あれ、A先輩？何でここに？」
『図書部ですから』
図書部？と首を傾げる一年生組
そんな彼らに学園長が顔を近づけてこそこそとし出す
「良いですか？図書部と言うのは図書室の管理、貸し出し受けつけや番人を務める恐ろしーい部活なのです
図書部と言うだけあって本がだーい好きな人達ばっかりなので、ここで煩くしたら図書部にきつーい罰をさせられるのです」
「....学園長、させられた〜みたいな感じですね」
「ままままさか〜！その中でもAさんが一番怖いなんてとてもじゃないけど言えません！」
『全部丸聞こえですけどね。』
ていうかこんなコントしてないでいいから、とツッコミつつ話を進めようと空気を切り替えさせる
『何か決闘とか聞こえましたけどまさかリドルさんに挑むのですか？』
そのまさか、と言う顔をする一同
トレイ先輩は何かを思案する顔をして何も言葉を発しない
そうか、他寮も大変なのだな、と思いながら巻き込まれたくは無いので他にどの本読もうかな、とふらふら歩く
そんな時がしっと腕を掴まれた
振り返ると涙目で上目遣いをしてくるあざと可愛さ全開の監督生殿
「せっ、先輩も来てくれませんか.....？」
決めた、行くわその決闘とかいうやつ。
可愛いものが正義で生きている人間であるため私は即座に頷いた
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ぬか漬け(プロフ) - しゃけさん» 良かったです〜！安心しました笑 面白いだなんて言ってくださってもうすっごく嬉しいです！読んでくださって本当にありがとうございます！！ (2020年7月27日 21時) (
レス) id: 068881a9cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - ぬか漬けさん» そうです〜！いえ、読みにくいとか気に入らないとか、そんなことではないので大丈夫です。お話としては面白いから好きですし、ただ単に、理由があるのかなあ…と疑問に感じただけです笑 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬか漬け(プロフ) - しゃけさん» 間の文章の最後に「。」をつけないという事でしょうか？それでしたら私のクセ、というのと文字数制限の関係でして、気にならせてしまって申し訳ないです。もし論点が違いましたらお知らせ下さい！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 068881a9cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 間のナレーション？なんか第三者語り？みたいなやつに句点をつけないのだけが、本当にそこだけがすごく気になるw (2020年7月27日 20時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あしな | 作成日時：2020年4月12日 20時
