Suspicion (ページ4)

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声をした方を見るとコウンオンニが立っていた。

『オンニ……!』

ｺｳﾝ「!!どうしたの？何かあった？」

涙が自分でも分からず勝手に流れる

『怖い……皆でデビュー出来ない気がして』

ｺｳﾝ「ケンチャナ。たとえ出来なくても離れ離れになんかならないよ」

『……チンチャ?』

ｺｳﾝ「うん。約束する。だから安心して」

オンニはほんとに頼りになる。いつも助けて貰ってばっかりで、感謝し切れない

『オンニ優しすぎです～！涙腺崩壊させる気ですか？』

ｺｳﾝ「ㅎㅎミアネ。さ、明日も早いからもう寝よ？」

『オンニノムチョアヘ(ﾎﾞｿｯ』

恥ずかしかったから小声で言った

ｺｳﾝ「ナドAノムチョアヘ」

ありがとうオンニ。

朝になり、約束通り会議室へ向かう

ｺﾝｺﾝｺﾝｺﾝ
破裂しそうな心臓を落ち着かせドアをノックする

「どうぞ」

『失礼します。』

会議室に入り代表の前に行く

ｲｽﾏﾝ「Aさん。貴方はデビューしたいですか？」

『ﾈ!したいです』

ｲｽﾏﾝ「なら良かった。」

ｺﾝｺﾝｺﾝ

「失礼します」

……？何でnctのマネージャーさんが？

『あの、用があるなら私はこれで…』

とても嫌な予感がした。

ｲｽﾏﾝ「いや、君にはnctとしてデビューしてもらいたいんだ」

『え……?』

ﾏﾈ「男性グループに女性参加という事はまだ無くて、今回してみようかと」

頭が真っ白になった。
『何で、私なんですか？』

ﾏﾈ「貴女が1番身体能力が高くて、もうデビュー出来そうな実力だったからだよ」

『……すみませんがデビュー出来ません。』

ｲｽﾏﾝ「……言いたい事は分かる」

『なら何でですか!!』

ｲｽﾏﾝ「……一時的にデビューしてもらうだけだ。コラボ見たいな感じかな。コウン達も数年経ったらデビューさせるつもりだよ。そうしたらその中に入ればいい」

『……少し考える時間をください。』

ｲｽﾏﾝ「分かった」

そのまま部屋を出る

今はただ皆に会いたかった。