【h×h】ネガイ×ト×セカイ【幻影旅団】 (ページ31)

今日:11 hit、昨日:10 hit、合計:37,734 hit

30.夢ページ31

「私の能力ちょっと君には扱いにくかったかな？」

「でも大丈夫。直ぐに慣れるさ」

・

ドアの前でパクノダとクロロが何かを話し合っている

「どうする？Aの事調べようか？」

「…いや、今はいい。時が来たらAに直接聞く」

「そう。分かったわ」

話し声が聞こえて意識が戻ってくる。だがまだ起き上がれない。体に力が入らないからだ

しばらくすると二人は部屋を出ていった

「ふぅ…」

二人は私の過去について話していたようだ。パクは記憶を見ようとしたがクロロがそれを止めてくれたのは以外だった。

体に力が入るようになり起き上がる

一体どれくらい寝ていたんだろうか。

外を見てみると明るく夜では無いとこが分かる。
そして腕の傷も綺麗に無くなっていた。きっとマチが治してくれたんだろう。後でお礼を言わなくては

Aはぼーっとしながらあの日の事を思い出す

確か私は念を使っていた。何故使えたかは分からないがクロロを傷つけるところだった。私の力では敵わないことが分かっていてもクロロまで失ってしまったら私は…

「…パイロ」

パイロの目は100％取られているだろう。もしかするとまだクロロが持っているかもしれない。今の私に出来ることはクロロから目を取り返してクラピカに渡すこと

だがクロロがそう簡単に渡してくれるとは思えない

さて、どうしようか。とりあえず部屋から出て皆に会いに行った方がいいかな？

ベットから降り立ち上がる

ジャンプしてみたり回ってみたりしたが、体に違和感はない。完全に回復したようだ

Aは歩き出しドアを開け広間に向かう

・

少し歩くと広間に着く。Aは緊張しながら皆の前に姿を現す

「やあ皆久しぶり」

手を挙げて笑顔で言う。

「……」

だが誰一人返事を返す者はいなかった。Aは焦って挙げていた手を下ろす。一気に広間に静寂が訪れる

え、なんで皆反応してくれないの…？無言で見つめられるの結構怖いよ？

「あの…皆どうしたの…？」

「……A」

1番に反応してくれたのはクロロだった

「「「A！！！」」」

「お？」

クロロに続いて皆が名前を呼ぶ

どうやらAが急に起きて目の前に現れたから驚いたようだった。シャルは幽霊かと思ったよと言っており私を勝手に殺すなって笑いながら言ってやった

そうだマチにお礼を言わないと