【h×h】ネガイ×ト×セカイ【幻影旅団】 (ページ39)

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38.イタズラ4 ページ39

「取り敢えずアジトに戻ろう」

クロロが皆を集める
私をどうするかは戻ってから話し合うそうだ

・

車の中ではずっとフェイの膝に座っていた

窓の外を見ようとしても背が小さいから空しか見えなかった

隣にはマチが居て私の事を色々聞いてきたが
適当なことを言って誤魔化した

皆と話しているうちにアジトに着く

中には他の団員も居て私の事を見たらもの凄く驚いていた

ノブナガとウヴォーに高い高いをされた時は死ぬかと思った。特にウヴォーもう少しで天井にぶつかるところだったよ

一通り皆とのじゃれ合い？が終わるとAは無意識にいつも自分が座っている位置につく

するとパクがAに質問をしてきた

「A本当に何も覚えてないの？」

「うん」

するとパクはAの肩に触れもう一度同じ質問をする

「本当に？」

「…うん」

「……」

これは流石に気づかれたか

パクは無言だが目は困惑している

…仕方ない

「パクゥ…私どうなっちゃうの？…」

Aは半泣きになりながらパクに抱きついた

皆には聞こえないほどの小さい声で囁く

「騙しててごめん本当は記憶あるんだ。面白そうだから嘘ついちゃった。だからこの事はもう少し秘密にしてくれないかな？」

「…大丈夫よA。あなたの事は私たちが何とかするわ」

そう言ってパクはAを抱きしめた

…これはOKと捉えておこう

「ありがとう！！」

・

時刻は夜

外も暗くなり皆と広間で宴会的なことをしている

何故このタイミングで宴会をしているのかと言うとそれは自分でも分からない

本当に今する意味はあるのだろうか

「A。ほらジュース」

「ありがとう」

マチがオレンジジュースを渡してくれた

それを勢いよく飲む

「おいしい」

「…これも食べる？」

「たべる！！」

マチが渡してきたものは寿司
ウルは食べれるネタは少ないが寿司自体は大好きなのである

これは寿司を取ってきてくれたであろうノブナガに感謝しないとな

Aが黙々と寿司を食べているとクロロが話しかけてきた

「A」

クロロが私の名前を呼ぶ。さっきまで瓦礫の上にいたはずなのにいつの間にか私の隣に座っている

いつここに来た、

まさか気配を消していた？いや、今は子どもの姿だからいつもより気配を察知できてないのか

なんとも不便極まりない