ヒーロー☆ ページ9
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ドォォォオンッ
向こうの方から、凄い爆発音がした
『な、何…?』
「……あちらの方角からだな。どうする?」
『…行こう』
私にも出来ることがあるかもしれない。
巌窟王に捕まって音のした方向へ走ってもらった。
流石瞬間移動もデキル男。超早かった…。。。
ー
ーー
一言で言うと、映画のワンシーンの様な火の海
そう、まるで、特異点Fの炎上汚染都市、冬木の1部を切り取ったような
爆発でも起きたんだろうか…?
『……酷い』
男の子が、ドロドロした物に溺れそうになっていた
周りは見ているだけ。
助けようとせずに、自分のは相性が悪いとかなんとか、
あれが、ヒーロー…か。
カッコイイヒーローを思い描いていた私は悲しくなった
『巌k___』
「うわぁぁあああああ!!!」
『えっ?!』
私が動く前に、動いた影があった
それはヒーローでも何でもなくて、
ただの私達と年もそう変わらない男の子
私には唯の無謀な死にに行くような行為だけど、
とってもカッコよくて、ここに居る誰よりも"ヒーロー"だった
「___っ、」
だがしかし現実は残酷で、
彼がどれだけ勇気に満ち溢れた青年だとしても、
所詮唯の少年だったのだ。
軽く怪物に一蹴されてその子が地面に叩き付けられる
周りの制止を聞かず、私は吹き飛ばされた子の前に立つ
『君!』
「ぇ…君は…?」
『カッコ良かったよ!君のお陰で勇気でた!有難う!』
ドロドロとした元は人だという物に本当は少し慄いていた
そんなもの慣れていた筈なのに。まだまだだなぁ…
『巌窟王!力を貸してくれるかな?』
「嗚呼!好きなだけやって見るがいい」
彼の手に触れてパスを繋ぐ
力に慣れておくいい機会だと思えばいい
彼は遠距離も出来るし相性はいい筈だ
目の前のドロドロとした敵を見てニヤリと笑う。
やってやろうじゃないか!!!
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人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年6月8日 19時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね! 応援してます! (2019年1月18日 21時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧禍 | 作成日時:2019年1月12日 21時