コナン君にホームズを合わせてみたかった話【名探偵コナン】【FGO】

特技なのかな ページ7

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『でもほら、コナン君だってコナン・ドイルじゃないの？ホームズのファンなのかな？』

「え、僕？えっと…確かにホームズは大好きだけど」

『そんな感じじゃないかな？』

「でもそれは偽名を教えた理由にならないよね」

『う……そうだけど、』

「それにおねーさん、なんで片方だけ手袋してるの？」

『え"？』

「言えない事なの…？なんか服もこの辺じゃ見ないような…」



何なのこの子？！何でこんなに聞いてくるの？？？

そりゃまあ言えませんよ？右手の手袋は令呪隠してますし？？？

こんな時にあの二人がいれば…何とかはなるのに

お粗末なこの頭はどうにかならない物か…



『えっと…』

「こらこら、コナン君。Aさんが困っているでしょう？」

「安室さん…」



神はいた。安室さんが間に入って彼の猛攻を抑えてくれた。良かった…

というか、最近の小学生は皆あんなのなんだろうか？

もしそうなら聖杯関わっててもおかしくないレベルですぞ…



「ですがまぁ、1つくらい教えて上げればどうです？そうすれば彼も潔く引くと思いますが」

『え"』



味方じゃなかったんですか…安室さん…

仕方ない…嫌だけど、此処は少し我慢の時だ



『この手袋はね、』

「！」



少しだけ令呪が見えない程度に革の手袋をめくる



『ほら、この傷を隠すためなんだ。手袋してたらあんまり解んないでしょ？』

「あっ、あの、なんか、ごめんなさい」

『いいよ、気になるよね』



どうせ、身体中に傷はあるのだし、この位大丈夫

でも、仕返しはさせてもらおうかな



『じゃあ、お姉さんも君に聞いていいかな？』

「ん？何を…？」



グッと屈んで少え年としっかり目を合わせる

うん、やっぱり

耳に口を寄せて内緒話



『君は、誰なのかな…？』

「？！…………それ、どういう意味なの？」

『動揺が隠せてないよ、まだまだだね！少年！』

「僕が誰って、僕は江戸川コナンだよ？」

『さぁ、それは果たして本当かな？』

「っ、何で…？」

『こういうのを見分けるの、得意なんだ。変装してても、例えまるごと変形してたとしても』





そう、自信はある。何回カルデアでドッキリされたと思ってるんだ

エルキドゥなんて本当に別物になっちゃうし、新アサさんだって別人だ

でも、うん。わかるよ


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