過労死にはご注意 ページ35
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「ああ。まぁこれからも引き続き調査をお願いするよ。これまでに無いくらい変な事だらけだろうが、頑張ってくれ給え!」
『うん、ありがと』
「じゃぁね〜」
なんだか、大変なはずなのにダウィンチちゃんの声を聞くと全てが大丈夫そうに思えてくる。不思議だ。
いや、そんなことより…
『王様』
「……なんだ」
『理由を聞いても?』
「…………………はぁ、まあ良いか。純粋に興味だけだ。」
『興味ですか…?』
「アーチャーの我が冬木の聖杯戦争に参加したのは知っておうだろう」
『はい』
「ま、なんだかんだこの国には馴染みがある訳だ。多少興味が湧いたなら日頃籠ってばかりだったが久々に外に出てみるのも酔狂かと思った迄だ」
『確かに、王様にはそろそろ休んで欲しいと思ってたんですよね』
王様は戦闘にはあまり行かない。
たまに私が引っ張って連れてくけど、いつもはカルデアでスタッフの統括、調整、管理、その他もろもろetc…兎に角大変だ。
この人は英霊の癖に過労死して冥界まで逝ってしまうという前科持ち。
誰かが休まさねばならないが、王様に強く言える人は少ない。
なら__
「まだやる事が山程残っている。全て終わらせてからゆっくり___」
『ガンド!!』
「なっっ?!貴様何をする!」
『はーいはい、お静かに〜』
丁度ソファに居たのでそのまま倒して布団を掛ける。
ギャーギャー言っても体はスタンで動けない。
ふふ、私も予言してやろう!5秒後に王様は既に沈んでいると!
『4』
「こんな事を…して…」
ポンポンと子供を寝かしつける様にテンポよく柔らかく布団越しにたたく
『3』
「許されると…思うn…」
『2』
「後で覚えて…おけ」
『1』
「よ…」
『0』
「………」
スヤスヤと、苦々しそうにも見えるがいい寝顔である。
もう冥界に迎えに行くなんてしたくないですからね!エレちゃんには会いたいけど!
『ええ、10秒後程度は覚えておきますよ〜』
「おや、賢王はお休みになったのか」
ガチャリとドアが開く音がすると、そこからホームズが顔を出した
『私が強制的に眠らせちゃった』
「まぁ、彼も最近働き詰めだったろうから偶には良いだろう。しかし…君も肝が座ってきたな」
『あれだけ冒険したんだもん、誰でもきっと座っちゃうよ』
「はは、それはどうだろうか」
どうだろうかって…私が変だとでも言うのか。んん?
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羽具(プロフ) - 内容が全て好きです!!更新ゆっくりで無理なさらない程で頑張ってください!応援しています! (2023年3月31日 0時) (レス) @page41 id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 好きすぎて好きです() (2020年7月20日 23時) (レス) id: e2dd6d7f46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜!更新頑張ってください! (2019年8月20日 14時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - ページ5の立香ちゃんの自己紹介のところの苗字、"藤村"じゃなくて"藤丸"だと思います。 (2018年11月29日 20時) (レス) id: 57da8f7b25 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - クー・フーリンズ出してください。更新頑張ってください!!!! (2018年11月25日 16時) (レス) id: 44aac82ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧禍 | 作成日時:2018年7月29日 16時