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喫茶店 ページ4

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子供たちに手を引かれながら歩く

この子達は普通の子供で、あったかくて、

殺人鬼でも本でも聖女のリリィでもクトゥルフの鍵でもなんでもない。普通の、子。

別にあの子達が嫌いな訳では無い。むしろ可愛くて可愛くて大好きだ。

だけど…、偶に「嗚呼、この子達はやっぱり英霊で普通の子供で無い」と思う節がある。

そんな事を理由に嫌いになれるわけないんだけど、色々思う所が出てきたりもする。

でも、大事だからもう一度言っとく。あの子達大好きだから。私の癒し。



「もうすぐ着きますよ!」

「こっちだぜねーちゃん!」

『はーい』


しかし…本当に平和である。そう、不自然なくらいに。

公園から少し歩いただけだけど、エネミーの気配も無し、道行く人も皆日常の顔である。

支配者がいるわけでも、誰かが苦しんでいる訳でも無い。

近代の日本そのままだ。こんな所に聖杯なんてあるんだろうか?


『……ねぇ、君達』

「なぁに?」

『困った事とか、無い?』

「困った事…??」

「んー…、」

「俺あるぜ!最近うな重食えてねえ!」

「それって困り事なんですか?」

「俺にとってはしかつどん問題だぜ?」

「それを言うなら死活問題でしょう…」

「歩美たちは特に無いなぁ」

『そっか…ありがと』

「何でそんな事きくの?」

『んーん、何でもないの。気にしないで』

「………ふーん」

『どうかした?』

「えっ?ううん!何でもないよ!」




まさかうな重が食べれないとあの子の死活問題になるのか

いつかお礼に奢ってあげれたら良いのだけれど



「ここだよ!」

『へぇ、良い感じの喫茶店だね』



毛利探偵事務所、と大きく書かれた窓の下、ポアロと言う文字。

彼処に彼の言っていた探偵がいるのだろうか?


「いらっしゃいませ」

「こんにちわー!!」

『お邪魔します…』

「おや、コナン君達じゃないですか。ゆっくりして行って下さいね」

「「「はーい」」」


麦色の肌にクリーム色の髪の男の方がどうやらコナン君という子が言っていた探偵さんらしい。

上の探偵事務所の主さんの弟子だとか




「はい、これでもう大丈夫ですよ」

『お手数掛けてすみません…ありがとうございます』


従業員室に入れてもらい救急箱で手当して貰った

本当に申し訳ない…

連れて来てくれたあの子達は待たせるのも悪いので先に帰ってもらった


さて…、と彼がこちらに向き直る

.

依頼→←救急セットを…



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羽具(プロフ) - 内容が全て好きです!!更新ゆっくりで無理なさらない程で頑張ってください!応援しています! (2023年3月31日 0時) (レス) @page41 id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 好きすぎて好きです() (2020年7月20日 23時) (レス) id: e2dd6d7f46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜!更新頑張ってください! (2019年8月20日 14時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - ページ5の立香ちゃんの自己紹介のところの苗字、"藤村"じゃなくて"藤丸"だと思います。 (2018年11月29日 20時) (レス) id: 57da8f7b25 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - クー・フーリンズ出してください。更新頑張ってください!!!! (2018年11月25日 16時) (レス) id: 44aac82ee1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧禍 | 作成日時:2018年7月29日 16時

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