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アサシンのサーヴァント ページ12

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「おかあさん!」

『ジャック!!』



ギューッと抱きしめ合う。

すべすべモチモチのほっぺた

小さい身体

白い髪に綺麗な緑の目がキラキラと光って私を見ていた


あ、疲れが全部吹っ飛んだ




『会いたかったよー!』

「わたしたちも会いたかったよ!…ねぇ、そこの人は誰?」

『え…?』



ジャックにはお化けでも見えるんだろうか

お化け……ゴースト……、エネミー?!

抱き締めあったままジャックが私の後ろ__扉を指さす


ギギギ…と効果音がつきそうな程ぎこちなく振り返ると、




「ホゥ………コナン君の言った通り、不思議なものだ」


『え…なんで…。鍵をした筈…』

「鍵は開けさせてもらいました」




何ともないようにそう言い放つ沖矢昴さんが扉の前に立っていた。

…………………片目を開けて




『………貴方、誰ですか?』

「おや、先程自己紹介しましたが?」

『でも……沖矢さんじゃないです…よね…?』




姿形は沖矢さんのまま

だけど、ほら、あの目。あの瞳。

沖矢さんは大学生、優しい穏やかな好青年…の筈だ

あの目は大学生なんかじゃなくて、もっと色々な経験をして、

色んなものを見透かすような落ち着いた静かな目




『…………あの、少し目を瞑って貰っても?』

「…これでいいですか?」



………あ、れ?沖矢さんだ……。



『えっと……会った最初から変装してました…?』

「ほぅ、私が変装していると?」

『してるでしょう…?理由は解んないですけど』



なんなんだ…やっぱり特異点(?)なだけあって変な所だ。

今日だけで本心を出さない人に3人も会ったよ…???



『?!』

「何故…、私が変装していると思ったんです?」



いつの間にか距離を詰めた沖矢(?)さんの顔が眼前に迫っている

壁に追い詰められていて両側に逞しそうな腕

あら…こんなときめかない壁ドン初めてだね

驚きも焦りもしなかった。この状況の最適解を探す。命の危機だ。

だって、






「おかあさんに何してるの?」




冷たい目でジャックが短剣を握っていたから。

私でなく、沖矢(仮)さんの

.

切り裂きジャック→←優しそうな人(仮)



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羽具(プロフ) - 内容が全て好きです!!更新ゆっくりで無理なさらない程で頑張ってください!応援しています! (2023年3月31日 0時) (レス) @page41 id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 好きすぎて好きです() (2020年7月20日 23時) (レス) id: e2dd6d7f46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜!更新頑張ってください! (2019年8月20日 14時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - ページ5の立香ちゃんの自己紹介のところの苗字、"藤村"じゃなくて"藤丸"だと思います。 (2018年11月29日 20時) (レス) id: 57da8f7b25 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - クー・フーリンズ出してください。更新頑張ってください!!!! (2018年11月25日 16時) (レス) id: 44aac82ee1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧禍 | 作成日時:2018年7月29日 16時

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