公園にて ページ2
.
「うーん…見てないですね」
『そうですか…ありがとうございます』
ハァ…ため息が勝手に零れる
何度聴いても結果は全員「知らない」だった。収穫はなし
あの二人の事だし…頭は良いから何かしら向こうが手を打ってくれないかとか
色々思っていたのだけど今の所それも全く無し
駅から少し離れた公園のベンチに座ってボーッと空を仰ぐ
青いなぁ………
早く通信が復活してくれないとダウィンチちゃんと連絡も出来なければ
霊脈をみつけて召喚サークルも作れない。
よって誰も呼べなず、かつあの二人を見つけられない限り、私は1人……。。。
『ハァ…』
もう一度盛大なため息を零してからパンッと頬を叩く。
こんなのでめげててどうする。頑張れ！A！！
向こうの方でサッカーをしている子供たちを横目にもう一度探そうと立ち上がった
「あーーー！！危ねぇ！！！」
「お姉さん避けてーー！！！」
『えっ！？』
ゴッ
良い音が鳴った。自分でも思う位
ドサッと無様に倒れる。少し痛かったけど倒れたのは衝撃のせいだ。大丈夫……の筈
まさか公園をでる数歩前にしてやられるなんて思っても見なかった。
してやられたぜ子供たちよ。
あー…、今日はなんて運の悪い日なのだろうか
私の幸運EXが機能してないぞぅ…
ー
いつも通りにあいつら曰く少年探偵団のメンバーでサッカーをして遊んでいた。
今日はとても気持ちのいい快晴で、まぁ、サッカー日和だ
少しは気になっていたんだ。うん。
ちょっと疲れてそうな女の人がベンチからこっち見てるなぁ〜って
女の人は意を決した様に意気揚々と公園から出ようとした所を………
………元太がやらかした
「お姉さん…大丈夫…？」
「おい…死んじまったか…？」
『いやそんな簡単に死んでたまるか』
スクッと急に起き上がる彼女…おいおい、そんなに勢いよかったら貧血でまた倒れるぞ…。。
「良かったぁ〜」
「ほら元太、謝れよ」
「うん……ごめんなさい。わざとじゃねえけど当てちまって」
『いいよいいよ。でも気をつけて？しっかり練習してもう人に当てないようにね』
「おう！」
『うん、いい返事』
お姉さんも負けずにいい返事を返すが…子供の顔が引き攣る
とてもいい笑顔だ。額から血が出てなければ
………………痛そう
.
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羽具(プロフ) - 内容が全て好きです！！更新ゆっくりで無理なさらない程で頑張ってください！応援しています！ (2023年3月31日 0時) (
レス) @page41 id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ - 好きすぎて好きです() (2020年7月20日 23時) (レス) id: e2dd6d7f46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜！更新頑張ってください！ (2019年8月20日 14時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - ページ5の立香ちゃんの自己紹介のところの苗字、"藤村"じゃなくて"藤丸"だと思います。 (2018年11月29日 20時) (レス) id: 57da8f7b25 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - クー・フーリンズ出してください。更新頑張ってください！！！！ (2018年11月25日 16時) (レス) id: 44aac82ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧禍 | 作成日時：2018年7月29日 16時
