5、天才披露 ページ5
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発砲されたが誰にも当たらず、銃弾は地面に突き刺さった
巡査の手から銃が弧を描いて飛んで行く。
私が横から蹴ったからだ
あぁ、敦の出番とってしまった
「う、うわぁぁぁぁ!」
ヤケクソになって突っ込んでくる奴の動きは単純だ
振り回される警棒を簡単に躱しがてら脚を残して置いて引っ掛ける
盛大にズッコケた所を後ろから手を捻りあげる
「う"っ」
『嗚呼ゴメン、痛かったかな?』
「またまたナイスA」
謝りはしたけれども緩める気は毛頭ない
だって乱歩さんを撃とうとしたんだよ?
というか、この状況で発砲するなんて軽率過ぎではないか?
目の前にズラズラとさっきの音を聞きつけた警官達が集まった
「は、離せ!僕は関係無い!」
「逃げても無駄だよ」
乱歩さんに図星を当てられて青くなりながら
「なんで…、」と自白も同然な言葉を吐く
「続きは職場で聞こう。お前にとっては、最後の職場になるかもしれんが」
諦めたように彼は顔を伏せた
私はやっぱり、君は判断力が基礎的に低かったから警察になれなかったんだと思うよ。
行動に慎重さが足りないんだ。そんなんじゃいつか死んでしまうよ。
ー
ーー
ーーー
署で聞いた話、恋人の警告、誤射での誤殺
流石乱歩さんでスラスラと事件の概要を解いて行った
「ねぇ、杉本君………彼女の最期の言葉、当ててみようか?……【ごめんなさい】だね」
「!!__ッ、…本当に、全てお見通しなんですね」
それをきっかけに彼は事件の概要をすべて話した。
本当に、乱歩さんはすごいなぁ。何処を見て、何を感じ取ればそこまで推理をする事が出来るのだろう?
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月夜の浜辺(プロフ) - 頑張って下さい (2023年1月1日 0時) (レス) @page41 id: 728094f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - 作者です。ログイン出来なくなったので、すみません。こちらを参照して頂きたいです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 更新待ってます、時間が空いた時にゆっくり書いてください。いつでも待ってます。 (2019年8月15日 23時) (レス) id: 1a532e4f84 (このIDを非表示/違反報告)
二次元好きのAlice(プロフ) - 初コメ失礼します!いつまでも待ってるので書いてください! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dae695a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧禍 | 作成日時:2017年10月11日 0時