検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:162,799 hit

2、不可解 ページ2

.








視線をビー玉から私に変えてこちらを向いていた乱歩さん


珍しく切れ長な目を薄く開いてジッと見つめられると、


何もかも見透かされているような気分に陥る。






しかし…、、、、質問の意味が理解しかねる








「だーかーらー、流石の僕でも君には断言出来ない不可解があるんだ」


『?』


「思い出したんだろう?君は最初に会った時から変なものの塊だったね」


『あの風船の時ですか?』


「いや、もっと前……あ、でも正面切って会ってはいないね」


『………社長殺しの時の護衛をしてた福沢さんに締められた時ですか』


「ちゃんと覚えてたんだ」


『乱歩さんこそ…、よく覚えてますね』


「忘れる訳が無いさ。何てったって社長と僕が初めてあった所なんだから」


『そうですねぇ』


「ほら、まただ。普通なら今の応対では初耳のハズだから「そうなんだ」とかだと思うんだけど

君は知らないはずなのに知ってる前提で、同意を示した」


『あ…、』


「僕は君を問い詰める心算は無いよ。

ただ、君から僕の推理を断言できる材料が欲しいだけさ」


『………』


「僕はわかんなくてモヤモヤするのが嫌なんだよ!後に面倒臭い追求はしないから」


『…まぁ、絶対に秘密、と言う訳でもないし。どうぞ』


「じゃあ遠慮なく。君は、異能じゃなくて別に未来を知り得ているね?」


『…まあ、そうだね。ある一定範囲の時期だけだけど』


「ふーん、なる程ね。解ったよ。これで約束通り、もう何も言わないよ」


『……』


「あ、でも一つ助言してあげる。

知ってて知らなかった振りをして後で後悔しない事だね」


『!!』








会話についてこれない敦だけが頭に沢山の?を浮かばせていた

.

3、天才の川流れ→←1、電車と過去と私と



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (392 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
797人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月夜の浜辺(プロフ) - 頑張って下さい (2023年1月1日 0時) (レス) @page41 id: 728094f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - 作者です。ログイン出来なくなったので、すみません。こちらを参照して頂きたいです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 更新待ってます、時間が空いた時にゆっくり書いてください。いつでも待ってます。 (2019年8月15日 23時) (レス) id: 1a532e4f84 (このIDを非表示/違反報告)
二次元好きのAlice(プロフ) - 初コメ失礼します!いつまでも待ってるので書いてください! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dae695a2d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霧禍 | 作成日時:2017年10月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。