2、不可解 ページ2
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視線をビー玉から私に変えてこちらを向いていた乱歩さん
珍しく切れ長な目を薄く開いてジッと見つめられると、
何もかも見透かされているような気分に陥る。
しかし…、、、、質問の意味が理解しかねる
「だーかーらー、流石の僕でも君には断言出来ない不可解があるんだ」
『?』
「思い出したんだろう?君は最初に会った時から変なものの塊だったね」
『あの風船の時ですか?』
「いや、もっと前……あ、でも正面切って会ってはいないね」
『………社長殺しの時の護衛をしてた福沢さんに締められた時ですか』
「ちゃんと覚えてたんだ」
『乱歩さんこそ…、よく覚えてますね』
「忘れる訳が無いさ。何てったって社長と僕が初めてあった所なんだから」
『そうですねぇ』
「ほら、まただ。普通なら今の応対では初耳のハズだから「そうなんだ」とかだと思うんだけど
君は知らないはずなのに知ってる前提で、同意を示した」
『あ…、』
「僕は君を問い詰める心算は無いよ。
ただ、君から僕の推理を断言できる材料が欲しいだけさ」
『………』
「僕はわかんなくてモヤモヤするのが嫌なんだよ!後に面倒臭い追求はしないから」
『…まぁ、絶対に秘密、と言う訳でもないし。どうぞ』
「じゃあ遠慮なく。君は、異能じゃなくて別に未来を知り得ているね?」
『…まあ、そうだね。ある一定範囲の時期だけだけど』
「ふーん、なる程ね。解ったよ。これで約束通り、もう何も言わないよ」
『……』
「あ、でも一つ助言してあげる。
知ってて知らなかった振りをして後で後悔しない事だね」
『!!』
会話についてこれない敦だけが頭に沢山の?を浮かばせていた
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月夜の浜辺(プロフ) - 頑張って下さい (2023年1月1日 0時) (レス) @page41 id: 728094f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - 作者です。ログイン出来なくなったので、すみません。こちらを参照して頂きたいです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 更新待ってます、時間が空いた時にゆっくり書いてください。いつでも待ってます。 (2019年8月15日 23時) (レス) id: 1a532e4f84 (このIDを非表示/違反報告)
二次元好きのAlice(プロフ) - 初コメ失礼します!いつまでも待ってるので書いてください! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dae695a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧禍 | 作成日時:2017年10月11日 0時