16、頭のいい人 ページ16
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私がしに来たことは、2つ。
一つはきっともう、森さんにバレている。って云うかバレバレな気がする
もう一つは、誰も知らないはず…、いや、あるいは森さんなら…
私の過去を知っていれば予想しうるかも知れないが…まぁ、無理な筈だ。多分。
『大方、森さんの予想どうりでしょう。
今更何故私を捕らえに?生きている確証さえないと言うのに…』
「うんうん、最もな疑問だ。序に君の予想を聞いてみようかな?」
『…他の組織…。それもかなり大きな組織からの依頼でしょうかね。
マフィアには死んだ者…それに私の様な下級構成員を探す理由がない。そして、幹部を任務に当てるとなるとそれなりに高額な金額だった為だと予想できる。』
「そう、その通りだよ。じゃあ御褒美に、教えてあげよう。
組織の名は…組合、だよ。」
あぁ、やっぱり。妙な胸騒ぎがしていた。でも何故…
『……何故、組合が私を狙うのかご存知ですか?』
「いやいや、提示されたのは多額の懸賞金のみ。
死んだ人間にあれだけの額をつけるなんて…、私も興味が湧いてしまってね。君は何か心当たりは無いのかね?」
『いえ…全く。だから此処へ聞きに来たようなもんだったんですが…』
「ふむ、それはしょうがないね。」
パチンッと森さんの指が鳴る
待機していた黒服の方が近付いて来る
「それじゃあ_____また会おう」
入れられたのは、窓のある監 禁部屋?みたいな所
手首は縄で縛られている。
………………全く、森さんは何を考えているのか
頭がいい人とは恐ろしいものだ。
ずっと掌で転がされているような錯覚に陥る
聞き耳を立てて部屋の周りに誰も居ないことを確認する
…………誰も居ない。大丈夫
立ち上がったのと同時に、パラリと縄が切れて落ちた
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月夜の浜辺(プロフ) - 頑張って下さい (2023年1月1日 0時) (レス) @page41 id: 728094f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - 作者です。ログイン出来なくなったので、すみません。こちらを参照して頂きたいです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 更新待ってます、時間が空いた時にゆっくり書いてください。いつでも待ってます。 (2019年8月15日 23時) (レス) id: 1a532e4f84 (このIDを非表示/違反報告)
二次元好きのAlice(プロフ) - 初コメ失礼します!いつまでも待ってるので書いてください! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dae695a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧禍 | 作成日時:2017年10月11日 0時