すのおやこ4 (ページ41)

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蓮くんを引き取ってから数日

初めは大人しかった蓮くんがいたずらをするようになった

ジュースこぼしたり落書きしたり注意する俺の腕を噛んだり

｢あ、蓮くんあかんよ、ティッシュもったいないで？｣

無駄にティッシュを出し続ける蓮くんの手を止めると俺の指をあむっと噛んだ

｢痛い痛い！蓮くん痛いって！｣

噛む力がまだ弱いとはいえ、さすがに痛い

『む〜っ…やんや！』

｢なぁにがよ〜、康二も痛い痛いやで？｣

注意をするとヤダヤダと怒るからもうどうしていいかわかんなくて

でもある日

ﾊﾟﾘｰﾝ!

｢ちょ、蓮くん大丈夫!?｣

料理中、何かが割れた音がして振り向くと俺のコップを触って机から落としたみたいで、コップは粉々

彼女とペアで買ったやつやったんやけどな…と泣きそうになる

｢蓮くん怪我ない？危ないからあっち座っとき？｣

そう声をかけても破片を触ろうとするから

｢蓮くん！危ないって！も、座っててよ…｣

疲れとショックとで頭がいっぱいでつい大きな声を出してしまった

『ふぇっ、うわぁぁぁあん！』

｢あ、ごめん、蓮くんごめん…｣

蓮くんの泣き声で我に返って、そっと抱きしめる

｢ごめんな、怖かったな、大丈夫やから…｣

頭を撫でながら声をかけ続けるけど

『〜〜？』

蓮くんが何かを言ったけど聞き取れなくて

｢ん？｣

『れんっ、ないない？ぽいしゅる…？』

そっか、かまってほしくていたずらしてたんやね

大丈夫？やめて？って、声をかけてほしくて、注目してほしくて必死やったんや

｢しないよ。蓮は俺の大事な子やで？捨てるわけないやん｣

『ひっく…んぇぇっ泣』

ずっと不安だったのか、静かに泣き始めた

｢大丈夫大丈夫、康二は蓮から離れたりしやんよ、ずっと一緒におるからな｣

ずっと背中を撫でていたら泣き疲れて寝てしまったようで

涙のあとを拭きながら寝顔を見つめる

こんな可愛い子捨てるわけないやん、

起きたら1番に言ってやろ

｢蓮大好きやで〜！｣

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リクエストありがとうございました！
なんか…上手く書けなかったけど…。
全ての子供が幸せになって大人になれますように