すのおやこ4 (ページ39)

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だいすきやで kj×mm リクエストページ39

康二パパ×蓮くん(3)
(離れないで kj×mm リクエストの世界、施設長skさん)

これは俺と蓮が出会ってすぐのとき

彼女が大好きだった俺は自分の生活も新しい恋もどうでもよくて、ただただ放心状態だった

そんなとき思い出したのが彼女の夢

でも俺1人じゃ子供できひんし、どうしたらいいんかわからんくて…

｢養子縁組…｣

ある日テレビを見ていたら流れたCM

そうかこの手があったか、とすぐに近くの児童養護施設を調べた

.

sk｢こんにちは〜！向井康二さんですね、こちらでお待ちください！｣

電話をすると次の日にでも来てほしいと声をかけてくださって、すぐに向かった

sk｢まず…養子を迎えようと思ったキッカケとかは？｣

｢実は…｣

施設長の佐久間さんは、親身に聞いてくださって、あとは仕事とか今の生活とか色々質問をされて

sk｢よしっ、じゃあ子供たちに会いに行ってみます？｣

｢え、でも、そんな急に…｣

sk｢癒されますよ〜！可愛い子たちばっかりなんで！｣

この施設には、預かっているだけの子もいれば完全に親がいない子もいて

sk｢そうですねぇ…小さい子のお部屋から見ていきましょうか！｣

そう言って1～3歳の子たちのお部屋に入った

"だーれ！"

"あたらしいぱぱー！？"

sk｢ちょっと〜、佐久間さん中に入れないじゃないの〜笑｣

佐久間さんがドアを開けて俺が目に入った途端、子供たちは嬉しそうに群がって

できることならみんな引き取りたいくらい、ほんとに嬉しそうで

虐待とかネグレクトで大人が怖い子はちょっと離れて俺を見ていたけど、色んな子が俺にくっついて来てくれて愛おしくなった

子供たちのお絵描きを一緒に見ていると

ｷﾞｭｯ

｢ん？｣

俺に抱きついた小さな小さな男の子

sk｢あら蓮、珍しいね！蓮あんまり大人好きじゃないのに、康二くんがいいーって？｣

俺をじっと見つめて、さらにぎゅっと抱きつくからたまらなくなって抱きしめた

｢ふふ、かわええなあ｣

sk｢何歳だと思います？｣

｢え、ん〜…1歳とか…2歳とか？｣

sk｢ふふ、もうすぐ3歳になるんです。ちっちゃいでしょ？｣

そう笑う佐久間さんはどこか切なくて

｢もし宜しければ…蓮くんのこともう少し教えて頂きたいです…｣

sk｢もちろん。1度応接室戻りましょっか｣