すのおやこ4 (ページ27)

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r『ただいまぁ〜』

しばらくすると亮平が帰ってきた

｢あ、亮平…｣

蓮がテレビに夢中になってる間にこっそり今日のことを話す

r『うん、わかった。』

夜ご飯を食べ終わると亮平が蓮を呼んで

r『教科書と新しいノートとテスト持っておいで、』

そう言うと素直に持ってきた蓮

r『蓮、何が分からない？』

m『ん〜…何がわかんないかもわかんない…』

思わず吹き出しそうになるけどその気持ちはよくわかるから笑

r『そっか、じゃあ基礎からしっかりやってこうね、これから1日1教科ずつやろうか。』

よし、と2人で意気込んで始めた勉強

m『ん〜…』

r『これはね、』

蓮が迷っていると何度でも教える亮平

m『…どう？』

r『お！完璧！すごいじゃん！』

亮平が教えるとテストの問題が全て解けたみたいで

蓮も嬉しそうに笑っていた

｢できたー？ほら、疲れた時はチョコ｣

m『やった』

r『ありがとっ！』

その後も全部できるまで教えてくれて

m『おわったー！』

r『よし！できたね！』

よしよしと亮平が頭を撫でると照れたようにやめてと笑う蓮

｢じゃあ落ち着いたら早めに寝な〜｣

r『そうだよ、睡眠はしっかり取らないと覚えたこと消えちゃうからね。』

すると荷物をしまった蓮がまたリビングに降りてきて

m『亮平くん、ありがとう。でも亮平くんのお勉強はいいの？』

r『蓮がやってるのって、俺の復習だもん。なかなか中学の復習とかできないし、いい勉強になるよ、ありがとね』

r『あと、俺と比べられて辛い思いさせてごめん。でも蓮は部活も頑張って勉強も頑張ってすごいよ。俺は両立できなくて勉強だけにしちゃったから。』

そう亮平が言うと、また下を向いてしまった

r『蓮は蓮なりに少しずつ頑張ってるんだし、周りとか俺と比べるのやめよう。なんか言われたって無視しときゃいいから。』

なんかあったら俺が言いに行ってやるって笑う亮平と、それにふふっと笑う蓮

r『これから、一緒に頑張ろうね。受験も。』

m『うん！』

どっちも得意不得意はあるんだし、ひとりひとり違っていいよね

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リクエストありがとうございました！

兄弟姉妹ってやっぱ比べられるんですよね特に中学とかって！共通の先生とか大嫌いでした！笑