すのおやこ4 (ページ17)

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離れないで kj×mm リクエストページ17

康二パパ×蓮くん(3)
(パパのお友達で宮舘さん)

『こじ…だめっ…』

｢おトイレ行くだけよ？大丈夫すぐやから｣

『やだぁ…』

はたから見たらおかしいと思われるかもしれない

でもうちの子はちょっと特別

1年前不慮の事故で亡くなった俺の彼女

婚約も決まってたんやけどな

そんな彼女の夢は"子供を育てたい"ということだった

生憎、男1人じゃ子供なんかできることはないから

彼女の夢を叶えるために決めたのは児童養護施設の子供を引き取ること

そこで出会ったのが蓮

今でこそ子供らしい丸いフォルムに近づいたものの、3年近く育児放棄をされていた蓮は他の同じ歳の子たちと比べるとまだまだ小さくて

育児放棄をされていたから、1人を嫌がる。預かってすぐは試し行動をして、終わったかと思えば今は分離不安で離れない蓮

そんな俺に出来ることは、大丈夫だと落ち着かせることくらい

｢蓮、康二すぐ帰ってくるよ、お人形さんと待っとき？｣

いつも抱きしめているクマのぬいぐるみを渡してもイヤイヤと首を振る

『こじはなれちゃめなの…』

眉を下げて目を潤ませながら言うその姿に俺は弱くて…

｢ほなここにおって？ドア開けとるで康二見えるやろ？｣

『んっ…』

急いでトイレを済ませて蓮を抱き上げると安心したように体の力が抜けた

｢今日な、康二のお友達来るんよ、涼太くんやで、｣

『りょたくん…』

｢優しい人やからな、大丈夫やで。怖くないから。｣

誰かが家に来る時は予め説明しておかないとパニックになるから

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

｢あ、涼太くん来たな、こんにちは〜てしてな？｣

dt｢お邪魔します｣

『…んん、こじっ…』

少し怖いのか俺にぎゅっと抱きつく蓮

｢大丈夫やで、涼太くん優しいよ？｣

dt｢ふふ、蓮くんにプリン作ってきたよ、一緒に食べよう？｣

だてのプリンにん？と興味を持つ蓮

｢こんにちは言えん人にはプリンないよ？ご挨拶は？｣

『…こんちゃあ…』

甘やかしてあげたいけどマナーは守らなあかん

dt｢こんにちは、偉いね｣

頭を撫でられると嬉しそう

これで大人に慣れてくれたらいいな