ゆっくりと fkmm

先生 ページ6

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そして土曜日



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ




｢あ、はーい｣



ドアを開けるとちょっと怖そうな男の人



｢えっと…｣



?｢あれ、お家間違えたかな…佐久間の紹介で来たんですが…｣



｢あ！間違えてないです！すみません！｣



焦って訂正するとよかったあとふにゃっと笑ってくれた



iw｢小児科の岩本です。よろしくお願いします。｣



｢深澤です、よろしくお願いします。｣



聞けば、今日は休みだったらしい



｢すみません、せっかくの休みなのに｣


iw｢いや全然！気にしないでください｣



見た目は怖いけど優しい人みたいだ



それから相談を聞いてもらって今は岩本先生と蓮が話してる



iw｢蓮くんこんにちは｣


『う？』


iw｢ふふ、これなーに？何描いたの？｣


『う〜っ、あぅ…』



先生の問いかけに答えることはなくて、それでも優しく話しかけてくれている




しばらくすると岩本先生が戻ってきた




iw｢1歳半検診で言われたと思いますけど、やっぱ聴覚の問題はなさそうですね。ちゃんと音の方に向けるので。｣


iw｢すみません…僕も言葉は専門医じゃないので詳しくこうだ！と言うことは出来なくて…でも、うちの病院に言語聴覚士がいるので、そちらで対応させていただくこともできますよ。｣



｢言語聴覚士…？｣



iw｢簡単に言えば、お喋りのお手伝いをするんです。子供から大人まで。蓮くんのようにおしゃべりがゆっくりな子のお手伝いをしたり、深澤さんのような親御さんのお話を聞いたり…｣



iw｢やっぱ僕は言語の専門じゃないので、訓練とかそういったことはできないんですよ。だから気になるならそちらも行ってみるといいかな…と｣




たしかに、専門の方から話を聞くのはいいかもしれない



｢あの、それってどう予約を取れば…｣



iw｢そうですね…本来は病院に電話して小児科の問診を受けたあとなんですけど、今回はちょっと特別なケースなので、僕の方から連絡入れておきますよ。いつがよろしいですか？｣



｢暫くは休みなので割といつでも…｣



iw｢では、また予約が取れたら深澤さんにご連絡致します。僕の信頼してる人に頼むので、安心してくださいね。｣



なんでこんなにも暖かいのだろう



なんだか心が軽くなった気がして




｢ありがとうございますっ…｣




俺も蓮も幸せ者だな

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