頼るということ ページ12
skside
翔太に声をかけて車に乗せる
予備のチャイルドシートを付けてまず向かったのは蓮の通っている保育園
sk「すみません、深澤蓮のお迎えに来ました、佐久間と申します」
ru「えっと…」
sk「蓮のパパが倒れて今から病院に行くんです。だから蓮を連れて行きたくて…もし無理なら、病院終わるまでここで預かっていただけませんか?」
さすがにいきなり来た知らない人に子供を渡すわけにいかないよな
ru「そうなんですね。一応うちの規則上、事前に連絡を頂くか保護者の方から直接僕たちの方に連絡があれば大丈夫なんですけど…少々お待ちください」
すると先生が職員室に入って誰かに電話して数分後に出てきた
ru「すみません、おまたせしました。今蓮くんパパの職場に連絡して、事実確認が取れたので、蓮くん連れてきます。お急ぎのところ申し訳ないです。」
sk「いや、こっちも無理言ってすみません」
先生が蓮をつれて戻ってきた
sk「蓮、さっくんと一緒にパパのとこ行くよ」
『う?』
イマイチわかってなさそうだし俺のこと覚えてるかどうかもわからないけどとりあえず連れていく
nb『れんっ…?』
sk「翔太覚えてたの?偉いなあ」
蓮も翔太のことはちょっと覚えてたみたいで、前のように翔太の手をにぎにぎ
あと少しで着くから待ってろよふっか…
ふっかの会社について事情を説明すると医務室に通される
sk「2人とも、シーだよ。わかった?」
2人で静かに頷いて、偉いと頭を撫でた
sk「失礼します」
「あ…佐久間…ごめ…」
元々色白な肌は余計に白くて
いつも元気な声は掠れて震えていて
こんな弱々しいふっか、初めて見た
なんか泣きそうになっちゃって
sk「謝んなくていいから、病院行くよ」
いつもより少し冷たくしてしまう
歩くこともままならないふっかは車椅子に乗せられて俺の車まで運ばれた
sk「もう病院に連絡してあるから。ふっか寝てな?」
助手席のふっかにそう声をかけるとスイッチが切れたオモチャのようにすてんと寝てしまった
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ゆな(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます。泥あそびの蓮くん、めっちゃ想像できて微笑ましく笑ってしまいました(笑)。子どもって大人の斜め上の行動をしますよね。それを怒りもせずに大変と思いながらも優しく見守ってくれているふっかパパも優しさの塊ですね。 (2023年2月11日 13時) (レス) @page27 id: 362aab2dda (このIDを非表示/違反報告)
リエピー(プロフ) - はじめまして。こんにちは。「君にいいことがあるように」 のパスワード私も教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。 (2022年5月28日 16時) (レス) @page36 id: 8f93de9118 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - こんにちは。こちらからすいません。君にいいことがあるようにのパスワードを教えて頂きたいです。 (2022年5月28日 15時) (レス) id: 38698cb55b (このIDを非表示/違反報告)
ミトコンドリア(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!! (2021年10月11日 18時) (レス) id: 9a1c4e3c39 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - とても泣けるし、すぐ素敵なお話でもっとみたいです!!!! (2021年10月2日 10時) (レス) @page27 id: f7d024f9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミトコンドリア | 作成日時:2021年9月26日 17時