君にいいことがあるように2 (ページ29)

今日:10 hit、昨日:84 hit、合計:254,289 hit

. ページ29

.

mmside

その日の夜、翔太くんが寝てから大人たちだけで会議が始まった

mm｢どうかな、｣

翔太くんがやりたいと言ったことは、できる限り叶えてあげたい

ただ、それが甘やかしになってしまうなら避けたい

俺だけの気持ちじゃ、判断が付かないとこもあるから

ab｢皆でちょっとずつお金出したらできそうだね｣

dt｢地域のお餅つき大会みたいなのも調べたんだけど、親子ってあんま見たら辛いかなって思って｣

sk｢実家に電動の餅つき機もあるから、それもありかなとは思ったんだけど、餅が食べたいってより餅つきしたいみたいで、、｣

昼間一緒に話した2人も、俺の意見を後押ししてくれて
みんなの顔を見ると

みんな優しい顔で俺を見てた

fk｢やろうよ、庭の草取りから始めないとだけど笑｣

iw｢全員が休みの日作ろうか｣

kj｢電動の餅つき機でできたやつ、ぺったんこさせてあげようや！｣

ru｢絶対楽しい！！もうわくわくしてきた！！｣

翔太くんの希望を叶えたいのは皆同じみたいで
そこから話が進むのは早かった

いつ誰が休みで何ができるのか、スムーズに話し合いを進めて

レンタルの予約も完璧

喜んでくれるといいな

.

fkside

fk｢さっみー！！｣

寒空の中、俺とあべちゃんは草抜きに励んでいる

ab｢ちょ、ふっかちゃんと根っこからとってよ！｣

fk｢切れちゃうんだって！｣

そこまで伸びてはいないものの、広いスペースをとるとなると、隅々までやりたくなるのが阿部ちゃん

ab｢…ふふっ、ふっか窓見て｣

fk｢ん？ははっ、翔太見てんの？｣

翔太が窓に張り付いて、何してるんだろうと見つめている

ソファーに座ってるラウを呼んだかと思えば窓を開けてもらって

『しょたも！』

ab｢翔太もやる？じゃあ暖かくしておいで？｣

ラウと遊んでた翔太が上着を着て、手伝いに来てくれた

fk｢こうやってね、草を抜くんだよ｣

『んっ！』

ab｢ふっかより上手ね〜｣

ru｢ふっかさん不器用すぎない！？｣

fk｢ええ、俺そんな言われる？｣

.